大腸がん転移促す物質=治療法開発に期待―阪大

時事通信 10/31(月) 19:11配信

転移を防ぐことは大事なこと。転移促進物質の発見は素晴らしい発見だ。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161031-00000136-jij-sctch&pos=2

大腸がんの転移を促進する物質を発見したと、大阪大の森正樹教授らの研究チームが発表した。新しい治療法の開発に役立つと期待される。論文は31日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。  研究チームによると、確認した物質は「オンコメタボライト」。脳腫瘍や白血病患者の体内で発生していることは知られていたが、大腸がんでは分かっていなかった。  阪大病院で大腸がんの手術を受けた患者28人からサンプルを得て調べたところ、がんが肝臓に転移した患者はオンコメタボライトの数値が高かった。さらに、人の体内を再現したジェルでがん細胞を培養したところ、オンコメタボライトを増やした方が、がんが広がった。   研究チームのヒュー・コルビン阪大院生は「オンコメタボライトの発生を防ぐ治療薬ができれば、転移を防げるのではないか」と話している。