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安保徹 船瀬俊介著 「ガンは治る ガンは消せる」

 こんな本が出ていました。著者は有名な免疫学者の安保徹先生と奇竣成、船瀬俊介氏です。

抗がん剤に対する一種のバッシング本であるが、中には単なる感情的なバッシングではなくデータとして出てきた事実もある。この本を読んだ限りでは抗がん剤には延命効果がないようにもとられるが、実際には延命効果のある抗がん剤があることも述べておかなければならない。

また、同時に自然療法や免疫療法を頑張ってしていたがそれでもガンが治らずになくなる方が居る事も事実である。公平な目で見るとこの本は少し抗がん剤を叩きすぎのきらいがあると私はおもう。また、自然療法、代替医療に関しても過大評価があると思われる。
 
実際に統合医療をやっていてその効果を問われたら、自信を持って完治するとは私は言えない。しかし、抗がん剤と比べても延命効果は高いとはいえるだろう。抗がん剤も使い方でガンの進行を止めることは可能である。ガンを殲滅しようとして投与が過ぎると逆に延命は望めない。

抗がん剤の成り立ちや抗がん剤のみを開発している製薬企業の思惑がどこのあるのかという点が肝要ではないだろうか。抗がん剤は0.1gでも5万円とか10万円もする。大してビタミンCなどその100分の1以下である。経済的には製薬メーカーも利益がなければいけないだろうが、利益だけが目的で医薬品の開発をすることは間違いではないだろうか?

ともあれ以下に抜粋を載せているので是非読んでみてください。
なお、この抜粋はhttp://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/382.htmlを参照させていただいた。興味がある方は是非追いかけてみてください。

(以下抜粋)
●告発論文を破り捨てた医学部長
 今、日本でガン難民が六〇~七〇万人もいるといわれています。
 かれらはガン検診を受け、ガンと診断され、それからいくつもの病院をさまよい歩いているのです。そして、厚労省の発表では、毎年、約三二万人ものガン患者が〝ガンで〟亡くなっているそうです。今や、日本人の死亡率のトップはガンです。
 しかし、これら公式発表に、すでに嘘があります。じつは〝ガンで亡くなった〟とされる患者さんたちの約八割は、ガンで死んでいない。八割の方たちは、病院の抗ガン剤などのガン治療で〝殺された″のです。
 かつてある国立大学医学部で〝死亡した〟ガン患者のカルテを精査したところ、八〇%は、ガンでなく、抗ガン剤、放射線などのガン治療の副作用で亡くなっていたという。この驚愕の真実を、ある若い医師が、博士論文にして医学部の学長に提出したところ、目の前で破り捨てられたという。この光景にこそ、日本のガン治療の悪魔的現実があります。
●「大きなウソは絶対ばれない」
 あのヒットラーは、次のように言っています。「小さなウソはすぐばれる」、しかし「大きなウソは絶対ばれない」と。さらに、こうも言っています。「ウソも、百回言えば、本当になる」。
 年間、毎年二五万人が〝ガン治療〟の名のもとで、殺されています。あなたは自分の耳を疑うでしょう。あまりに壮大な惨劇には、感覚的にひとびとは理解できないのです。しかし、その現実を直視してください。あなたを、そして、愛する人を〝虐殺〟の手から守るために。
 一〇年で二五〇万人、戦後六〇年で一〇〇〇万人を超える人々が、ガン治療の名のもとに殺されたのです。ガン戦争の犠牲者は、太平洋戦争の犠牲者の四倍にたっするでしょう。
 思い出すあのひと、そして、かの方……。ガンでなくなったのではなく、〝ガン治療〟で殺されたのです。これが、日本で今も行われているガン治療の戦慄の実態なのです。
 純朴な大衆にとって、かれらの想像を超えた壮大なウソは、あまりに巨大すぎて、とてもウソとは信じられないのです。
 具体的な殺人治療は〝ガンの三大療法〟です。①抗ガン剤、②放射線、③手術……の目もくらむ嘘、落とし穴を、これから明らかにしましょう。P-141
●「抗ガン剤はガンを治せない」 (厚労省)
 わたしは『抗ガン剤で殺される』(花伝社)の取材で、厚労省の抗ガン剤担当の専門技官を直撃しました。「抗ガン剤は、ガンを治すのですか?」と問うわたしの質問に、若い技官は、淡々と答えました。
「……抗ガン剤が、ガンを治せないのは周知の事実です」
 驚愕するとは、このこと。驚いて、さらに聞く。「抗ガン剤は、毒物だそうですが……」「ハイ。大変な毒物です」、さらに「抗ガン剤は強い発ガン物質である」ことなどアッサリと認めた。そして、ガン細胞は、抗ガン剤を投与して四週間に一〇人に一人くらい縮めば〝効いた〟と判断して薬事審議会はクスリに認可する、という。
 ところが、すぐにガン細胞遺伝子は、自らを変化させ、抗ガン剤の毒性に耐性を獲得し無力化する。「そうです。耐性を獲得します」と認めた。また「抗ガン剤の正体は猛烈な発ガン物質」で、ガン患者に授与すると「他の部分に新たなガンを発生させる」〝増ガン剤〟であることも認めた。
 つまり、厚労省の専門技官は、抗ガン剤が①「猛毒物質」②「ガンは治せない」③「強い発ガン物質」④「ガンは再増殖する」…などなど、すべて「そのとおり」と認めたのです。

●「いくら使っても効かない」 (医療課長)
 抗ガン剤の担当責任者、厚労省保健局の医療課長は、公の席で「皆さんは、ご存じないでしょうが、抗ガン剤はいくら使っても効かないんです」と層愕発言をしている。さらに「効かないクスリなんですから、保険に適用するのは、おかしい」と主張。
 厚労省の幹部が平然と「抗ガン剤は猛毒物質」であり「いくら使っても効かない」と公言していることに驚かれたでしょう。猛毒物を衰弱したガン患者に授与する。患者は、その毒作用でアッという間もなく死んでしまう。「そういう方もおられますね……」と厚労省。
 これはまさに〝毒殺〟。それでも医者は、遺族に「抗ガン剤の毒(副作用)で死にました」とは、絶対に言わない。そう言えば医者が〝殺した〟ことがばれてしまう。これは重大なる医療過誤事件。刑法二一一条、業務上重過失致死罪となります。「五年以下の懲役・禁固・五〇万円以下の罰金」という刑罰が課せられます。だから医者は 「患者さんの体力がもたなかった」などと言い逃れするのです。p-143

 アメリカ政府の敗北宣言──〝ガン三大療法〟は無力だ
●反抗ガン剤遺伝子ADGで耐性を獲得
「抗ガン剤は、ガンを治せない!」
 ショッキングな事実を最初に公表したのは米国立ガン研究所(NCI)デヴュタ所長です。一九八五年、アメリカ下院議会で、「抗ガン剤による化学療法は無力だ」と衝撃証言を行いました。
「……なぜなら、一部、抗ガン剤でガンが縮小する例もあるが、ガン細胞はたちまち自らの遺伝子を変化させ、抗ガン剤の毒性を無力化してしまう。これは、ちょうど、害虫が遺伝子変化によって農薬に耐性を獲得するのと同じ」。一〇人に一~二人ていどの腫瘍縮小も、遺伝子変化で、すぐに無力化してしまいます。
 この遺伝子は反抗ガン剤遺伝子(アンチドラッグ・ジーン‥ADG)と命名されました。
 NCIは、世界最高レベルのガン研究機関。その所長が「抗ガン剤は無力」と議会証言したのです。しかし、このビッグニュースは。日本ではいっさい報道されませんでした。
その理由は、マスコミも〝ガンマフィア〟の一員だから。スポンサーが困る〝ほんとうのこと〟は「報道できない」のです。
 まさに、知らぬは国民、患者ばかりなりです。

●「〝三大療法〟は無効」 (OTAリポート)
 さらにNCIは一九八八年、衝撃リポートを発表。「抗ガン剤は、強い発ガン物質であり、投与すると、他の臓器に新たなガンをつくってしまう」。アメリカの最高機関が、抗ガン剤が〝増加ガン剤〟であることも認めました。そもそも、ガン患者に強烈発ガン物質を授与すること自体が信じがたいブラックジョーク。このニュースも、日本国内では完壁に握りつぶされました。日本のガン利権が、患者に〝本当のこと〟が知られないように、必死で圧力をかけたのでしょう。「日本に報道の自由はない」。このことを胸に刻んでください。
 さらに、アメリカ政府は一九九〇年、これまで推奨してきた「〝ガンの三大療法〟が無効であった」と断定する衝撃リポートを発表。それがOTA報告です。
 OTAはアメリカ政府調査機関です。同機関は、詳細実験によって抗ガン剤の〝有効性〟を全面否定しました。p-151
 あとがき

 先日、海外ニュースで、世界最大の製薬メーカー、ファイザー社が、一万人のリストラを行った……と報じられていました。本書でも触れた、あの抗ガン剤〝プラトシン〟の輸入元です。理由は医薬品の販売不振。わたしは「抗ガン剤の売れ行きで落ちている」と、直感しました。「抗ガン剤で殺される……!」。わたしたちの小さな呼びかけ、告発が、かすかだけれど、着実に、時代を、世界を動かしているようです。
 アメリカ医学界も急激に〝三大療法〟から代替療法にナダレを打っています。まさに九〇年のOTAリポートが、大転換点となったのです。アメリカ政府の代替療法への予算は、一九九〇年以降の一〇年間で、三〇〇万ドルから二億ドルへと、六七倍にも激増。
 すでに六対四で、ガン治療の現場でも代替療法が優位に立っています。そのためアメリカでのガン死者は年々約三〇〇〇人ずつ減り始めています。殺人療法の〝三大療法〟から解放され始めているのだから、とうぜんです。〝毒〟を打たなけりや、長生きするのもあたりまえです。


 二〇〇七年二月二日、「抗ガン剤〝イレッサ〟効果ナシ」という報道が流れました。
 わたしは〝イレッサ〟を「悪魔の抗ガン剤」と呼んできました。二〇〇二年、国内で承認されましたが、販売直後から副作用とみられる間質性肺炎が続出、判明しただけで六〇七人が犠牲となりました。ガンを〝治す〟ために打った薬剤で悶絶死するのはあまりに悲しい。〝肺ガンの特効薬〟と鳴り物で認可されたのに、患者は重大副作用でバタバタ〝殺され〟ていきました。輸入販売元はアストラゼネカ社(大阪市)。同社は重大副作用死が続発しているのに、黙殺。販売パンフレットには「夢のような薬」と誇大広告を続けました。二〇〇五年六月二四日、ついに遺族たちが、同社を薬事法で訴えました。「過大広告・宣伝のため死亡者が続出した」と東京地検等に告発状を提出したのです。
 そして告発されたアストラゼネカ社は〝延命効果〟がないという事実の公表に追い込まれました。
 アストラゼネカ社は「東洋人には延命効果が示唆された」と日本での販売を勝ち取りましたが、それは真赤な嘘でした。従来品よりも劣っていたのです。


「……アストラゼネカ社は、〇三年九月以降、抗ガン剤治療歴のある肺ガン患者四九〇人を無作為に半数に分け、それぞれを〝イレッサ〟と〝ドセタキシル〟(従来品)で治療した。
〝イレッサ〟で治療された患者の『一年生存率』は四八%で、〝ドセタキシル〟の五四%を下回った。患者の半数が死亡するまでの期間も〝イレッサ〟は一二カ月で〝ドセタキシル〟の一四カ月に満たなかった」(『毎日新聞』二〇〇七年二月二日)

 この〝人体実験〟データには暗澹とします。まさに、二つの抗ガン剤は五十歩百歩。「一年生存率」が約五割ということは、これら抗ガン剤〝治療〟の実験台とされた約五〇〇人の患者さんの半数は亡くなった(殺された)ことを意味します。
 本書で述べたように、肺ガン治療のベスト方法として「何もしないこと」(二二%)を選択したカナダと比較して欲しい。同国では肺ガン治療に「抗ガン剤を用いる」は、わずか五%。日本の二〇分の二延命効果を上げるのは「何もしないこと」という〝常識〟が日本の医療現場では判っていない。というより「何もしなかったら儲からない」がホンネでしょう。それでも、今回「悪魔の抗ガン剤」が実質、使用中止に追い込まれたのは、脱抗ガン剤に向けての一つのステップです。


 現代アメリカで「もっとも影響力を持つ二五人」に選ばれたアンドリュー・ワイル博士。
彼は著書『自発的治癒』(邦訳『癒す心、治る力』上野圭一訳 角川文庫)で、こう述べています。

「人には、治る力がそなわっている。その治癒力を活性化させることで、絶望的な病から奇跡的な生還した人は少なくない」。
 この本は、いまや『医学の革命書』と絶賛され、全米ベストセラーとなっています。ワイル博士のHP(ホームページ)には、月に最大三〇〇万件ものアクセスがあります。訳者の上野氏は、「医療革命は、大学以外でもすさまじい勢いで進行している」といいます。
 ワイル博士は「ガンの自然退縮」についても述べています。
「……大きな腫瘍組織が、数時間、数日のうちに消えてしまうほどの激しさをみせることもある」
 生命は奇跡と神秘の可能性を秘めています。一方、博士は、抗ガン剤の化学療法と放射線治療について──「未熟かつ粗雑な方法であり、いずれは時代遅れになる治療法である」と断じています。博士こそは、安保先生、奇先生……そして、わたしとの同志です。
 この温かく、希望に満ちたネットワークを広く広く……拡げていきたい。

 湯沢温泉で、安保、奇、両先生らと温泉につかり、歓談し、杯を交わした恩い出に浸りながら……
 二〇〇七年二月三日、深更 (了)船瀬俊介 p-170