昨日第1回のヒーリングセミナーを行った。

テーマは呼吸法だった。呼吸法や瞑想や考え方の変化に関しては診察の段階で多くの患者さんに話していますが、ほとんど方は呼吸法もわからないし、瞑想もわからないし、ましてや脳波をアルファ波にすることもできません。

それはきちんとした指導ができていないからです。私も反省することしきりなのですが、実際に外来で自律神経免疫療法を行って刺絡をするとかは簡単にでできるのですが、患者さん自身が瞑想するとか、ヒーリングをするとかは実際にはほとんど無理のような気がします。

私自身もこの3年間はアメリカ、カナダそして日中の精神療法や瞑想、ヒーリングの先生方でこれと思う医師の書物を200冊以上読み実際に先生に習いに行きました
それで毎日訓練しているうちになんとなくわかってきたような感じがするという、やっとそんな状態です。

それでも私のクリニックでは不思議なことが起こります。外来で受付するときには痛みがひどくて動けなかった人が、私と話してレントゲンを撮影するだけで痛みが止まったり、興味本位(失礼にもそんなことを言う方もいます、笑)で私の気功を受けたら数年間治癒することもなかった静脈血栓が溶けてしまったり、うつ病の患者さんが自然に笑顔になって楽しかったといってくれたりします。(ただ気功をしてあげただけなのに)

もちろん脳波でも面白いことが起こります。呼吸法や瞑想の後には脳波が安定してアルファ波になってきます。これがシータ波になると無意識界の記憶や深層心理の情報を変えることが出来るとスピリチュアル系の人々は言っています。私もそれをこのセミナーでやってみたいと思っています。

その手のスピリチュアル系のセミナーに行くと数十万円も取られるのですが、当院では2時間の講義と実践で5000円ですから安いのではないかと思っています。(笑)

スピリチュアル系のセミナーは私はいったことがありません。どうしてかというと医療資格も持っていない人が、一般人の方を診断して、あなたはエネルギーが腎臓で停滞しているとか、マクロビ玄米採食系になるとあなたの薬は虚証なのにあなたが実証だから体内で喧嘩して逆効果になるとか、お好きなことを言っているからです。

確かに精神療法は医療とは少し違う分野かもしれませんが、やはり体のことを本当に理解していない人々の言葉を私が信じるわけにはいきませんし、そのスタイルでは永遠に医学の世界に入ることすらできない、キワモノ集団としか見られないと思います。

だから私は信頼できる医師が行っている精神療法しか信じていませんし、気功にしても医師が行っているところにしか習いにもいきません。患者さんに治療行為の一環として自立的な治療ではありますが教えるわけなので、なるだけ世界に通用する論文がある、実証のある研究成果をもとにセミナーを続けていこうと思っています。
セミナーの概要は以下を参照されてください。


https://www.taiyou-clinic.jp/image/index/mhs.pdf