乳がん、前立腺がんに対する抗がん作用は大豆製品でも認められるが、トマトのリコピンにもその作用があった。

野菜には多くの抗がん作用がある。食事では低炭水化物ががんを抑制する作用があるが、トマトには糖類も含まれている。肉類にはがんを促進する働きがあるため、進められないが、結局のところ断糖食で肉もとらなければ最強と考えられる。

つまり、魚と大豆からたんぱく質をとり、油は抗がん作用があるオメガ3油をとるのが良いだろう。

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今月のがん研究の専門ジャーナルに、リコピンによる乳がん細胞増殖抑制・アポトーシス誘導作用を示した基礎研究が報告されていました。(Anticancer Res. 2014 Mar;34(3):1377-86.)

トマトに含まれる赤色色素のリコピンは、抗酸化作用や抗がん作用を有しており、
疫学研究では、肺がんや前立腺がん、乳がん、大腸がん、脳卒中のリスク低減効果が示されています。
さて、今回の研究では、乳がんの細胞周期別のカロテノイド類による作用が検証されました。

具体的には、ヒト乳がん細胞を用いて、0.5-10 μMの濃度のカロテノイド類(リコピンあるいはβカロテン)が48時間あるいは96時間添加され、細胞周期との関連が測定されています。

解析の結果、カロテノイド類投与によって、乳がん細胞数の有意な減少が認められました。
また、カロテノイド類の投与群では、対照群に比べて、乳がんの細胞周期の停止、
アポトーシスの誘導も見出されています。

以上のデータから、カロテノイド類(リコピンあるいはβカロテン)の乳がん細胞の増殖抑制・アポトーシス誘導作用が示唆されます。

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