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ゴルフが趣味になって一年がたった。もともとゴルフに対してのイメージは悪く、でっぷり太ったおじさんたちが社交的にするものという固定観念があった。

実際太ったおじさんたちが沢山やっているスポーツには変わりはないが、スポーツとして捕らえてみると非常に繊細なものだということがわかってきた。

もともとはスコットランドの羊飼いがモグラの穴にボールを入れて遊ぶマッチプレイ競技だったというが、中国がその起源だという説もある。いずれにしても牧歌的な遊びから発達したスポーツだといえるだろう。

 

このスポーツが僕の興味を引いたのはまずはその技術と精神力、体力のバランスが今まで経験してきたスポーツとはまさに正反対だったことである。

ゴルフ以前に熱中していた自転車競技は体力80%、精神力15%、技術5%といったところであろうか?僕のようなアマチュアがたった1年真剣に乗っただけで鈴鹿のサイクルレースに出場して10位程度になれるのである。(何年も乗っている人ゴメンナサイ、笑)勿論もともと筋力トレーニングを真剣にやっていたためそこそこの筋力はついていた。だから地元の自転車に数年以上乗っていてレースで活躍している人たちと走ってもスプリントに限っていえば負けない程度の力はあった。(と思っている。勘違いか?笑)

その頃はベンチプレス100kg、デッドリフト100kg、スクワット100kgで筋トレを行った後100km自転車で走るなんて馬鹿なトレーニングを真剣に自分に課していた。これを100kクラブといって周りの若い人たちに100kクラブに入れと叱咤激励していた。(迷惑なおっさんだっただろうな、笑い)

こういったトレーニングの能力はほぼ80%、いや90%程度は筋力と心肺機能によるものだと思う。

精神力はきつい登りの競争状態で上りきったら後は下ってついていけるという状況で頑張りきる際に鍛えられる。または、くだりの猛スピードからのブレーキングで相手のイン側を差し込んでゆくときにハンドル捌きに技術が求められる。

 しかし、ことゴルフに限っては精神力30%、技術60%、体力10%くらいではないだろうか?60歳の老人が20歳の若者を簡単に負かせるスポーツはゴルフ以外にはないのではないだろうか?それくらい技術と精神力が大きいウエイトを占めているのである。

 そのゴルフも筋トレの要領で練習した。もともとが自分をいじめて体を鍛えるのは嫌いなほうではない。むしろサドなのかマゾなのかわからないが、結構好きだったりする。昔から努力とか、根性とか、我慢とか、そういった精神論は大好きだった。まあ古い人間なんだろう。しかし、昔から偉人伝や伝記を読むと分野は違っても自分を徹底的に追い込んで鍛えてゆくのは何事も成功するためには必要なことである。(頭や能力という意味で)

多くの人は人生の中で持続的に努力する目的を見つけられないから成功しないのだと誰か自己啓発の本でも書いていた。

 

ともかく、激しい練習をしたものだからこの1年間に2回も肋骨を骨折してしまった。そのつど1ヶ月間練習がまったくできない状態になってしまった。休日には朝から一日に1000球もゴルフレンジで打ちまくっていたのだから骨折もするだろう。今思えば技術を身に付ける方法としては稚拙な方法である。しかし、最初は習うより慣れよである。絶対に上達するという信念だけは持っていたので筋トレのように、マラソン練習のようにひたすらボールを打っていた。

 肋骨の骨折がこんなに痛いものだとは骨折してよくわかった。患者さんにまたやさしくなれたと思っている。思えば子供の頃から無茶ばかりしてバイクで暴走して骨折したり、脱臼したり、ヤ○ザさんと喧嘩して頬骨骨折したり骨折は何度も経験している。無茶はそろそろ止める年になったのだからこれで骨折は卒業したいものだ。熱中すると止められないところが僕の悪いところだ。

 しかし、今年の5月に骨折して6月は100球以下の軽い練習だけをしていた。7月は学会で毎週出張の日々、8月になって久しぶりにコースに出たら調子が良いではないか。今にも100を切りそうな数字が並んできた。110、108、105、104である。きっと骨折しながら振り込んだフォームが身についてきたのか?

レッスンを見てもらっているプロからも1年は我慢といわれていたので調度まともに球にクラブが当たるようになってきたのである。このまま、90くらいのスコアが出るようになりたいものである。プロに言わせるとゴルフのスイングは自己流は絶対にだめだそうである。自己流でいびつなスイングしている人をたまに練習場で見かけるが、いびつなスイングは練習を止めたり練習量が減るとすぐに100を切れなくなるのだとか。そして、スタンダードなスイングを覚えることが大切だと教わった。再現性のあるスイングという意味である。

 幸いなことに僕のレッスンプロは教えるのが実に上手である。何がいけないスイングであるべきスイングはこうだと、理路整然と教えてくれる。ゴルフのレッスンはダンスに似ているというのがその趣旨である。

軽いダンスを踊るように振りなさいといつも言われている。今まで筋肉をいじめて増大強化させることが目的でスポーツをしてきた僕にとっては考え方も方法論も逆の分野である。苦手な分野といっても良い。しかし、折角興味を持ったゴルフである。これからもダンスを無意識に踊れるようにスイングを無意識に綺麗にできるように練習したいと思っている。

 今週からまた筋トレを再開した。100kgのバーバルと戯れて、100km自転車で走り、その後100を切るスコアでゴルフをする。これが今の目標だ。いずれはそれにエイジシュートを加えたいものだと思っている。

きっとできるはずだと思っている。自分が70歳になった姿は想像できないが、100kクラブに入っていればキット理想の体をした爺さまになっていることだろう。