エクストラバージンオリーブオイルの抗酸化作用と脂質代謝改善作用
エクストラバージンオリーブオイルという製品があるのだと思っていたが、そうではないらしい。
果汁から遠心分離などによって直接得られた油をヴァージン・オイルと呼び、その中でも果汁としての香りが良好で油としての品質も高いものを特にエクストラ・ヴァージン・オイルと呼ぶ。(wiki)
だからこれは製品名ではなくて製法による命名である。この製法で作られたものに限らずオリーブオイルには健康に役立つ成分が多く含まれていると考えて良いだろう。
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今月の老年医学の専門ジャーナル(電子版)に、エクストラバージンオリーブオイル摂取による抗酸化作用と脂質代謝改善作用を示した臨床研究が、スペインのグループ(University of Pablo de Olavide of Seville)から報告されていました。(Arch Gerontol Geriatr. 2013 May 1)
オリーブオイルは、単価不飽和脂肪酸というだけではなく、最近の研究では、エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイルに含まれるファイトケミカル・ポリフェノールによる抗酸化作用や抗炎症作用、動脈硬化抑制作用といった機能性が広く知られています。
さて、今回の研究では、健康な高齢者におけるエクストラバージンオリーブ摂取による抗酸化系への影響が調べられました。
(一般に、高齢者では、酸化ストレス障害が増加し、防御システムである抗酸化系が低下しています。)
具体的には、65-96歳の高齢者62名を対象に、・対照群(n=39):通常の食生活を維持する群、
・オリーブオイル摂取群(n=23):エクストラバージンオリーブを50mL/日追加摂取する群
の2群について6週間の介入が行われています。
解析の結果、まず、脂質代謝指標において、オリーブオイル摂取群では、総コレステロール、LDL、TGの有意な低下、HDLの有意な増加が認められました。
一方、対照群では、有意な変化は認められていません。
次に、酸化障害の指標では、対照群に比べて、オリーブオイル投与群では、血中の総抗酸化能(TAC)の有意な亢進が見出されました。
また、オリーブ由来のファイトケミカルであるヒドロキシチロソールの血中濃度は、エクストラバージンオリーブ摂取後に有意に増加しています。
さらに、赤血球中でのカタラーゼ(抗酸化酵素の1種)の有意な増加などの変化も示されています。
以上のデータから、健常な高齢者において、通常の食事に、1日あたり50mLのエクストラバージンオリーブを追加して摂取することで、脂質代謝への好影響、
抗酸化作用を有するヒドロキシチロソールの血中濃度上昇、総抗酸化能の亢進
といった働きが示され、エクストラバージンオリーブ摂取による抗酸化能の改善が示唆されます。
今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。
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オリーブオイルは、単価不飽和脂肪酸というだけではなく、最近の研究では、エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイルに含まれるファイトケミカル・ポリフェノールによる抗酸化作用や抗炎症作用、動脈硬化抑制作用といった機能性が広く知られています。

