ベジタリアン食による高血圧リスク低下作用

肥満が少ないのだから高血圧になりにくいという側面もあるだろうが、もともと高血圧自体とベジタリアン食は相容れないのだろう。

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http://www.dhcblog.com/kamohara/category_33/

疫学/栄養学の専門ジャーナルに、ベジタリアン食と血圧との関連について調べた研究が、米国のグループ(Loma Linda University)から報告されていました。(Public Health Nutr. 2012 Jan 10:1-8)

先行研究によると、ベジタリアンでは血圧が低い(高血圧患者が少ない)というデータが示されていますが、理由として、単に肥満者が少ない、BMIが低いことによるとも考えられています。(肥満になると高血圧になります。)

そこで、今回の研究では、ビーガン、ラクトオボベジタリアン、セミベジタリアン(partial vegetarian)、非ベジタリアンを対象に、血圧および体組成との関連が検証されました。
(SDAを対象にしたAdventist Health Study-2 (AHS-2)という研究の一環です。)

白人500名のデータが解析された結果、非ベジタリアンに比べて、ビーガンとベジタリアンでは、収縮期血圧が有意に低いことが見出されました。(β = -6&#8226;8, P < 0&#8226;05 and β = -6&#8226;9, P < 0&#8226;001)

ラクトオボベジタリアンでも同様のデータです。(β = -9&#8226;1, P < 0&#8226;001 and β = -5&#8226;8, P < 0&#8226;001)

また、ベジタリアンの間では、降圧薬の服用者が少ないことも見出されています。
高血圧患者(収縮期140mmg以上あるいは拡張期90mmHg以上)もしくは降圧薬服用者は、
非ベジタリアンに比べて、ビーガンでは63%のリスク低下、
ラクトオボベジタリアンでは43%のリスク低下、
セミベジタリアンでは8%のリスク低下
という関連が認められました。

さらに、ベジタリアン食による高血圧リスク低下効果は、BMIで補正後も認められています。
(有意性は低下します。)以上のデータから、
ベジタリアン食の摂取は、高血圧のリスク低下作用をもたらすと考えられます。