スポーツ医学

3月11日ジャパンクラシックベンチプレス大会

高知県のパワーリフテイング協会の会長を務めている関係でこの大会の大会ドクターをしてきました。怪我もなく済んでよかったです。日本中の力自慢が集まる大会ですが、通常のジムでのトレーニングのレベルとは違います。ここの優勝者たちは世界大会への切符も手に入るとあって白熱した試技でした。 詳細を見る

スポーツ医学

運動時の酸化ストレスに対してカテキンが有効であった。

緑茶カテキンは研究の結果から酸化ストレスを還元する働きがあることがわかっている。特にスポーツ活動後の尿酸値、アルブミン値、CK値について上昇がみられました。カテキンの摂取後には酸化ストレスが減少します。同様に効果があるものには、コエンザイムQ10があります。運動前後のこれらの摂取は推奨されると思います。******************************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、緑茶カテキン投与による運動負荷時の抗酸化能亢進作用を示した臨床研究が、ポーランドのグループから報告されていました。(Eur J Nutr. 2014 Aug 14.)運動時には、筋肉中などで活性酸素が発生し、酸化ストレス障害が生じます。そこで、抗酸化作用を有するサプリメント成分の摂取によって、運動に伴う酸化障害の抑制が期待されます。(後述のように、DHCでは、大学との共同研究にて、DHCのコエンザイムQ10投与によって、運動負荷時の活性酸素による酸化障害の抑制作用を報告しています。)さて、今回の研究では、アスリートにおいて、... 詳細を見る

有酸素運動の習慣でがん死亡リスク軽減、研究報告

有酸素運動がうつ病の軽減に役立つことは有名であるが、癌のリスクを下げることも分かっている。一般に運動は体によく、定期的な肉体的な作業をすることや運動をすることは長寿にもつながる。今回は癌のリスクを減らすことも分かったという発表だ。といってもこの発表は2009年の発表だから結構古いものだ。毎日どれくらい運動しているか?毎日デスクワークである開業医の私にはドキッとする。ゴルフの練習くらいでは足りないのだろうな。以前に熱中していた自転車の練習をするか、筋トレの頻度と高度を上げなければいけないなと思っている。*****************http://www.afpbb.com/articles/-/2625572?pid=4402940【7月28日 AFP】心臓がドキドキするような運動を定期的に行っている人は、がんになりにくいとする研究結果が、28日発行の英医学誌「British Journal of Sports Medicine」に発表された。フィンランドのクオピオ大学(Kuopio University)とオウル大学(Oulu University)の研究チームは、がんの病歴がない... 詳細を見る

スポーツ医学, 抗加齢

グルコサミン・コンドロイチンの関節裂隙狭小化抑制効果

 一方で関節裂隙の狭小化の抑制(つまり膝の軟骨が減ることの抑制)があり、その他関節の炎症を抑制する働きもあるという結果になっている、ただし、今回は痛みに関しては変化がなかったということだ。***************http://www.dhcblog.com/kamohara/今月のリウマチ学の専門ジャーナル(電子版)に、グルコサミンとコンドロイチンのサプリメント投与によって、関節裂隙狭小化を抑制する効果を示した臨床研究が、オーストラリアのグループ(University of Sydney)から報告されていました。(Ann Rheum Dis. 2014 Jan 6)今回の研究では、変形性膝関節症患者(膝OA)において、グルコサミンとコンドロイチンのサプリメント投与による、関節裂隙狭小化(Joint Space Narrowing, JSN)への作用が検証されました。具体的には、2年間のランダム化二重盲検偽薬対照試験として、45歳から75歳の慢性膝痛を示す患者605名を対象に、(JSNが認められるが、JSW関節裂隙は2mmを超えて保たれている患者)1日あたり、・グルコサミ... 詳細を見る

統合 医療, スポーツ医学

身体運動負荷に対するマルチビタミン/マルチミネラルの効果

運動負荷時には体内ではさまざまな変化が起きている。恒常性を維持するための変化である。その変化が継続して起きた場合、体に不調が起きる。その予防にマルチビタミンミネラルが有用かもしれない。********************http://www.dhcblog.com/kamohara/環境医学の専門ジャーナルに、過度な身体運動負荷時におけるマルチビタミン/マルチミネラルサプリメントの作用を調べた臨床研究が報告されていました。(Biomed Environ Sci. 2013 Jul;26(7):599-604)適度な運動習慣は、健康維持に有用ですが、過度な運動--例えば週末だけとんでもなく運動する習慣--は、活性酸素を過剰に発生させ、健康維持の点では逆効果とされています。今回の研究では、身体トレーニング負荷の大きな若年男性におけるビタミンミネラルサプリメントの働きが調べられました。具体的には、大規模な軍事訓練を受けた中国軍の男性240名を対象に、通常の中国の食事に加えて、・マルチビタミン/マルチミネラルサプリメントあるいは・偽薬のいずれかが1週間投与され、1週間のwash outの後... 詳細を見る