有酸素運動がうつ病の軽減に役立つことは有名であるが、癌のリスクを下げることも分かっている。

一般に運動は体によく、定期的な肉体的な作業をすることや運動をすることは長寿にもつながる。今回は癌のリスクを減らすことも分かったという発表だ。といってもこの発表は2009年の発表だから結構古いものだ。

毎日どれくらい運動しているか?毎日デスクワークである開業医の私にはドキッとする。

ゴルフの練習くらいでは足りないのだろうな。

以前に熱中していた自転車の練習をするか、筋トレの頻度と高度を上げなければいけないなと思っている。

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http://www.afpbb.com/articles/-/2625572?pid=4402940

【7月28日 AFP】心臓がドキドキするような運動を定期的に行っている人は、がんになりにくいとする研究結果が、28日発行の英医学誌「British Journal of Sports Medicine」に発表された。

フィンランドのクオピオ大学(Kuopio University)とオウル大学(Oulu University)の研究チームは、がんの病歴がない42歳から61歳までの男女2560人を対象に、余暇における運動を12か月間調査した。

平均して16年間の追跡調査の結果、181人ががん(主に胃がん、腸がん、肺がん、前立腺がん、脳腫瘍)で死亡したが、その内訳を見ると、1日に最低30分の有酸素運動をしていた人の割合は運動をしなかった人の半分にとどまっていた。特に、胃、腸、肺のがんでその傾向が強く、年齢、アルコール消費量、喫煙習慣、体重といった諸要素を加味した場合でも、この傾向に変わりはなかった。

チームは「がんによる死亡リスクを軽減するには、適度な有酸素運動を習慣づける必要がある」と結論付けている。(c)AFP