肥満が体に良くないことは誰でも知っている。アメリカに行くと『個々まで太れるなんて信じられない!!』という人を見かけることが多い。白人、黒人ともに非常に太っている。日本人を含む東洋人ではまず見られないような巨大な脂肪の塊を体に巻きつけて町を闊歩しているのである。

しかし、実は彼らは遺伝的にはインスリンに対する抵抗性が高くはなく、太っていても糖尿病ではない人が多い。逆に日本人は大して太っていなくても糖尿病にすぐになってしまう。つまり、血糖値の上昇に耐えられない遺伝的な弱さを持っているといっていいだろう。

我々日本人はだから和食の低カロリー、低脂肪食を食べていて丁度よいのである。太っていてもいいことは何にもないのだから。

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「肥満は地球の脅威」=人口爆発に匹敵―英論文

時事通信 6月19日(火)8時40分配信

【パリAFP=時事】人類の肥満化が米国民と同じペースで進行すれば、9億人以上相当の新たな食料需要が生じ、限られた地球の食料資源に重大な脅威となる―。ロンドン大学衛生学熱帯医学大学院の研究チームがこんな警告を盛り込んだ調査論文をまとめ、18日、米電子ジャーナル、BMCパブリック・ヘルスに掲載された。
地球資源への主な脅威として、アフリカなど第三世界の人口爆発が指摘されるが、論文は、先進国にまん延する肥満も深刻であるとの見解を示している。
論文によれば、体重が重くなれば、食料から摂取するエネルギーの必要量も増大する。全ての国が米国並みの肥満者の割合になると仮定すると、平均体重の人に換算して世界全体で人口が9億3500万人増える計算になり、それだけエネルギー源が必要になる。研究チームは、2005年時点の世界の15歳以上の人口は推定46億人、平均体重を62キロとはじき出している。

炭酸がぶ飲みやめて=肥満対策で大型飲料禁止-NY市

【ニューヨーク時事】炭酸飲料のがぶ飲みをやめて-。ニューヨーク市は肥満対策として、飲食店や映画館などを対象に、炭酸飲料などソフトドリンクを大型の容器で販売するのを禁止する方針だ。米メディアが31日報じた。来年3月の実施を目指すが、全米で初めてとなる規制だけに、飲料業界などは反発している。
米国ではファストフードの店舗を中心に、1リットル近いサイズでソフトドリンクを提供することが珍しくない。同市はこうした店舗で販売できるカップやボトルの容量を最大約470ミリリットルに制限。1回の購入で摂取するカロリーを抑えたい考えだ。
スーパーやコンビニなどでの販売は対象外。果汁の多い飲料や、炭酸飲料でも低カロリータイプのものなどは除外する。違反した業者には、200ドル(約1万6000円)の罰金を科す方針。(2012/06/01-09:23