最近出てきた論文からメチオニンと癌の関係がある事がわかって来た。またメチオニン制限食で転移性の癌が治療できる可能性も示唆されてきた。

メチオニンはちなみに鰹節、しらす干しに大量に含まれており、肉魚に非常に多く含まれている。ゲルソン療法で肉魚の制限があったことと考えると理に適っているのかもしれない。

 

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http://アレルギー相談室.com/%e3%82%ac%e3%83%b3%e3%81%ae%e9%a4%8c%e3%80%80%e3%83%a1%e3%83%81%e3%82%aa%e3%83%8b%e3%83%b3/

 

http://nebula.wsimg.com/f4260a624945241bd1a6730849d18957?AccessKeyId=FA371D2ACEF10B8F26A9&disposition=0&alloworigin=1

前立腺、肺、食道などを原発巣とするほとんどの転移ガンには、従来の化学療法はほとんど効果が有りません。ですので、新たな進行癌への新しい治療が、早急に必要です。必須アミノ酸の一種のメチオニン制限食は、進行がんへの、単独でも化学療法などその他の治療と組み合わせでも有効な、治療の一つの選択肢として注目に値します。

試験管や動物実験ではメチオニン制限食が死に至る様な、癌の進行を抑制するのに有効だとする沢山のデータが示されています。それに対して、宿主の細胞は、メチオニン制限食に対して比較的耐性がある事が知られています。

そうした原則を用いたメチオニン制限食の初期段階の臨床試験が、進行性の癌に罹患した成人の患者さんで行われました。その結果進行がんの患者さんでもメチオニン制限食は安全で、実践的な治療方法として有効であることが分かりました。

また、ガンを抑制する数値的な臨床データも得られました。

ホルモン依存性の前立腺がんに罹患した患者さんでは、前立腺がんの血液データーのマーカーである(PSA)の値が12週間後には25%減少しました。

また放射線に対して反応しなかった腎臓がんの患者さんでも同じような結果が得られました。

メチオニン制限食は化学療法との併用でも相乗効果がみられる可能性があるでしょう。進行性の癌の治療としてメチオニン制限食に関して更なる研究が望まれます。