マウスの実験ではあるが、断食が治療になるエビデンスである。断食はいろいろな病気の治療に効果がある。ただし、薬のように飲んで吸収された後すぐに効果が出るわけではない。しかし、自己治癒力という曖昧模糊としたものがはっきりと力を出して体を変えてゆくのは誰でも実感できるだろう。

ただし、食い意地の張った人には無理かもしれない。

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断食」はがんを弱体化させる、米マウス研究

20120209 15:49 発信地:ワシントンD.C./米国

ヘルス

var img = new Image(); img.src = "http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/6/9/500x400/img_693207ba92d621a01f7f2e8ee7b6a83d115429.jpg"; img.onload = function() { $('#captionAll,#zoom,.num').show(); } 写真ギャラリーをみる  キャプション表示 ×都内の井の頭自然文化園で、パンをかじるネズミ(200816日撮影、資料写真)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO

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29 AFP】がんを患っているマウスに絶食させたところ、腫瘍が弱体化し、化学療法の効果も上がったとする研究結果が、8日の米医学誌「Science Translational Medicine」に掲載された。  人間でも同様の結果が表れるかどうかは分からず、安全性も不明だが、がん治療の効果を高める研究に、有望な新しい道が開けるかもしれないと研究者らは期待している。  論文を発表した米・南カリフォルニア大(University of Southern California)のバルター・ロンゴ(Valter Longo)教授(老人学・生物科学)らは2008年に、絶食は正常細胞を化学療法から守るとした研究成果を発表している。ただし、対象は1種類のがんと1種類の化学療法薬に限定されていた。  同教授のチームは今回、絶食によってがん細胞が脆弱になることを示すため、がんの種類を乳がん、悪性黒色腫(メラノーマ)、神経膠腫(グリオーマ)、ヒト神経芽細胞腫に広げてマウスで実験した。  その結果、すべてのがんで、絶食と化学療法を組み合わせた場合は、化学療法だけの場合よりも生存率が高く、腫瘍の成長が遅く、さらに(または)腫瘍の転移の程度が低かった。  2010年には、乳がん、尿路がん、卵巣がんなどの患者10人を対象にした研究で、化学療法の前2日間と後1日間に絶食した場合、化学療法の副作用が少なかったとする自己申告データが報告されている。  ロンゴ氏は「がん細胞を打ち負かす方法は、がん細胞を狙い撃つ薬を開発することではなく、正常細胞だけが直ちに順応できる絶食などで極端な環境を作り、がん細胞を混乱させるということなのかもしれない」と述べた。(c)AFP