がん細胞「兵糧攻め」、阪大チームが化合物開発

読売新聞 3/15() 17:34配信

 

薬理学的に効果のある薬がまた誕生しそうだ。がん細胞が分裂増殖するメカニズムを直接阻害するために効果がありそうだ。

今までは癌細胞の栄養であるグルコースの低下をさせる単純な仕組みでしか兵糧攻めが出来なかったし、実際には血糖値がゼロになることはないから決定的な癌細胞の兵糧攻めはできなかった。

こんかいは薬物的にそれができると言う事であるので期待できるだろう。

あとは正常細胞への影響は癌細胞がほかの経路で増殖する可能性もあるので、どの程度の効果があるか確認しなければならない。

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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170315-00050092-yom-sci

 

がん細胞の栄養源を断ち、「兵糧攻め」にする新たな化合物を開発し、増殖を抑えることに成功したとする研究成果を、大阪大学の金井好克教授(薬理学)らのチームがまとめた。  マウスで効果を確認しており、2018年度から薬剤として患者に使用する臨床試験(治験)を阪大病院で開始し、新治療薬の開発を目指す。15日から長崎市で始まった日本薬理学会で発表する。  がん細胞は表面のたんぱく質の「入り口」から、栄養源のアミノ酸を取り込んで増殖するとされている。  チームはこれまでに、様々ながん細胞に共通して存在する「LAT1」と呼ばれる入り口を特定。この入り口を塞ぎ、がん細胞へのアミノ酸の補給を阻む化合物を開発した。