がんに効くうたい「いき水」販売容疑 社長を逮捕

この手のビジネスはなくならない。

がんに効くとはどういうことか?実験室内で細胞実験で効いたのか?

効いたというのだからがん細胞が減ったのか?死滅したのだろうか?

実際に生体内でどの程度効いたのか?何%程度効いたのだろうか?そしてそれは100人中何人の患者さんに対して効いたのだろうか? これらの質問に答えが出なくてはならない。

効くというのは結構難しく、その検証だけでも相当に大変な作業である。水が効いたという話をする人もいるし、水に「愛している」と言ったら結晶の形が変わったという人もいる。それをもって「愛している」水が癌に効くなどと言い出したらオカルトとしか言いようがない。

「愛している」というと水の結晶がきれいな形になります、というのは夢があっていい気持になるが、それが必ずなるというと科学的にはおかしな話だ。ましてや治療効果があるというのは統合医療でもなくてオカルトと言われても仕方がないだろう。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170224-00000040-asahi-soci

がんに効くうたい「いき水」販売容疑 社長を逮捕

朝日新聞デジタル 2/24() 12:33配信

 

「がん予防に効く」などと効果をうたって販売されていた「いき水」=警視庁

飲めばがんの予防や免疫力が上がるとうたって、「いき水」と称した商品を販売したなどとして、警視庁は、販売会社社長の大場秀樹容疑者(65)=埼玉県入間市=を医薬品医療機器法(承認前の医薬品の広告禁止など)違反の疑いで逮捕し、24日発表した。  生活環境課によると、逮捕容疑は昨年1~10月、インターネットのホームページ上で、厚生労働相の承認を受けていないのに、いき水が「白血球を活性化させる」などと医薬的効能があるようにうたって販売していたというもの。  大場容疑者は、20ミリリットル入りのいき水5本セットを1万2500円で販売。海藻などに含まれるフコイダンが入っていると宣伝し、がん治療中だった大場容疑者の母親が「いき水を飲んで余命よりはるか長く生きた」とホームページで紹介していた。  同課によると、実際は大場容疑者がどこかで購入した液体を薄めたもので、製造を委託された業者は、「成分の99・89%は水」と証言しているという。警視庁の鑑定では何が含まれているか分からなかった。同容疑者は2012~16年、1600人の顧客に1万7千本を販売し、2千万円の利益を得たとみられるという。

朝日新聞社