がん死リスク、落ち込みや不安で高まる? 研究
AFP=時事 1/26(木) 13:55配信
精神神経免疫学=脳科学の分野では、これらのことは常識になりつつある。我々の感情は神経シナプスを通じて電気信号を伝達し、脳の扁桃体~脳下垂体~副腎皮質系を通じてホルモン分泌を行う。このメカニズムで発癌は説明可能だ。
糖尿病患者が発癌か悪率が正常人の1.5倍であり、ネガテイブ思考の患者は正常人のおそらく数倍の発がん確率であろう。
やはり人生は明るく楽しく生きることだ。つまり何が起きても明るく楽しくとらえなさいという教えである。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170126-00000026-jij_afp-int
【AFP=時事】落ち込んだり不安になる頻度が高い人は、がん死リスクが高まる恐れがあるとの研究論文が26日、発表された。 英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に掲載された論文は、英イングランド(England)とウェールズ(Wales)の16万人以上の医療記録を調べた結果、自らに精神的なストレスがあると答えた人に高いがん死リスクがみられたとしている。特に大腸がんや前立腺がん、膵臓(すいぞう)がんでのリスクが目立ったとされ、その他にも白血病や食道がんリスクにも上昇がみられたという。 ただ、結果は統計的なデータであり、精神状態とがんとの間の因果関係を必ずしも証明するものではないとして、研究チームは慎重な姿勢を示している。 今回の研究で、英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(University College London、UCL)のデービッド・バティー(David Batty)氏率いる研究チームは、16歳以上の対象者16万3363人についての長期調査記録16件の未加工データを調べた。 対象者は平均約10年間経過観察されていたが、このうち4300人以上ががんで死亡している。 研究では、未加工データを分析して、精神的なストレスレベルや生活習慣、がんの発生率について調べた。 その結果、ストレスを感じると答えた対象者のがんによる死亡率は、その生活習慣にかかわらず、結腸がんで約2倍、すい臓がんと食道がんでは2倍超となった。白血病ではさらに高かった。 うつ状態になるとホルモンバランスが崩れ、コルチゾンの値が急増したりDNAの修復機能が抑制されたりすることが知られている。これらはともに、がんに対する防御機能を弱めるものだ。しかし、気分が落ち込むと喫煙や飲酒の量が増え、肥満にもなりやすい。これらの因子についても、がんリスクの増加に関係していることが分かっている。 研究チームは、これらの精神的な問題について、がんの原因ではなく結果である可能性も排除できないとしながら、より正確な関連性を知るためにはさらなる研究が必要と述べている。【翻訳編集】 AFPBB News