末期がん少女、遺体冷凍保存=「生き返るため」、裁判所容認-英

死後の世界では自分の肉体がなくなることはどうでもいいことらしい。物質界の最小単位である素粒子の存在する空間として素領域と言う領域があるととある理論物理学者が唱えている。誰あろう湯川秀樹だ。

素領域に存在する光子が我々の自意識であり、その他の素粒子が我々の肉体である。その肉体が滅びても我々の意識は滅びないので、生まれ変わりがあるのだ。生まれ変わりの理論に則れば、今死んでゆく肉体に固執することはあまり意味がない。

生まれてきた理由はその固有の肉体を通じて世界を経験するためだからである。

生まれ変わりを繰り返して意識レベルが集合意識である神=サムシンググレート=宇宙開闢の意志に近づいてくれば、今まで乗っていた肉体はもう関係なくなる。

「死」=「肉体」の死であろうか?「死」=「肉体」の死ならば我々の自意識自体はどこに行くのだろうか?脳科学では意識の場所は脳にはないことが証明されているのだ。

この意識の場所の問題がわかるまでは、というか場所は不明のままだろうから肉体の死は人間の意識の死とはならないのだ。

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http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111800903&g=int

末期がん少女、遺体冷凍保存=「生き返るため」、裁判所容認-英

【ロンドン時事】末期がんを患っていた14歳の英国人少女が、死後に自身の遺体を冷凍保存する権利を求めて提訴し、裁判所が10月6日にこれを認める判決を下した。担当裁判官によれば、同種の訴訟はおそらく世界で初めてという。11月18日付の英各紙が報じた。

 

少女は判決から11日後に死亡し、遺体は米国の保存施設へ運ばれた。保存費用は推定3万7000ポンド(約500万円)という。

ロンドンに住んでいた少女は、昨年がんと診断された後、インターネットで人体冷凍保存について調べ、将来治癒が可能になった段階で「生き返る」ため、遺体の保存を希望。母親は同意したが、父親が反対したため訴訟に持ち込まれ、「遺体の処置は母親が決めるべきだ」との判決が下された。両親は離婚し、父親は過去8年間娘と会っていなかった。  少女は裁判官に宛てた手紙で「私はたった14歳です。死にたくないですが、そうなることは分かっています。冷凍保存すれば、たとえ数百年後でも、回復して目覚める機会が得られます」と訴えていた。

人体冷凍保存は、難病や加齢で死亡した人の体を、医療が進んだ将来、解凍・蘇生させることを目的に、超低温で冷却し保存する技術。報道によれば、米国とロシアに施設がある。米国ではこれまで300人以上が凍結保存されたが、蘇生の成功例はない。(2016/11/18-21:18