iPSで免疫活性化細胞=がん治療に応用期待―京大
血液の癌は固形癌と言われる癌に比べて通常療法でも非常に好成績である。このiNKT
細胞も同じように良い結果が出そうな気がする。
理由としては血液の細胞の寿命が短いために、癌化しにくいことが考えられる。
臨床に期待したい。
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iPSで免疫活性化細胞=がん治療に応用期待―京大
時事通信 2月10日(水)2時2分配信
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、人の免疫機能を活性化させる細胞を作製したと、京都大iPS細胞研究所の金子新准教授らの研究チームが発表した。将来は、がん患者の免疫治療に応用が期待できるという。論文は10日、米科学誌ステムセル・リポーツ電子版に掲載された。 研究チームは、がん細胞を攻撃するキラーT細胞などを活性化させる働きを持つ「iNKT細胞」に着目。健康な人の血液からこの細胞を採取してiPS細胞を作製し、5週間かけて再びiNKT細胞に変化させた。 こうして若返った「再生iNKT細胞」は、他の免疫細胞の活性化を助ける機能を維持していたほか、通常のiNKT細胞にはない、がん細胞を直接攻撃する能力を備えていた。「血液のがん」と呼ばれる白血病の細胞で実験したところ、約6割のがん細胞を死滅させたという。 再生iNKT細胞は大量に作製でき、さまざまな種類のがん治療に応用が期待できるという。金子准教授は「関連分野の研究者らと連携し、臨床応用を目指したい」と話した。