日本の医師の何%がサプリメントや漢方薬などの代替医療に興味があるのだろうか?

少なくとも公立病院などではその手の外来は現在ないと思う。
学会の会長などの要職はほとんどが大学病院や公立病院の教授などがなるのだから学会としてそれらの治療法が表舞台に上がることはない。

しかし、一方で普通の生活にサプリメントは広まっておりだれでも普通にサプリメントを摂取しているのが現代社会である。
心臓疾患にもともと薬として採用されているコエンザイムも薬の量は少なすぎて効果がなく、サプリメントになるとその倍量になって効果が出るというのもおかしな話である。

 

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コエンザイムQ10は、抗酸化作用やATP産生作用を有する機能性成分で、体内でも産生されます。
しかし、加齢とともに内在性コエンザイムQ10は減少し、生活習慣病や慢性疾患でも低下がみられることから、アンチエイジング分野で広く摂取が推奨されているベーシックサプリメントです。

コエンザイムQ10が、食薬区分の変更によって、サプリメントの成分として利用できるようになったとき、
知り合いの循環器科の医師から、(医薬品のノイキノンである)コエンザイムQ10の効果は疑問である、
という話を聞きました。

医薬品のコエンザイムQ10は、うっ血性心不全症状の治療薬であり、1日の投与量が30mgとして保険収載されています。
一方、近年の臨床研究におけるコエンザイムQ10の投与量は、1日あたり100mg前後が一般的であり、
病気の改善目的では、200mg以上の投与も行われます。

そのため、日本の循環器科の医師が、臨床的な経験からコエンザイムQ10製剤であるノイキノンの効果を実感しない理由は、単に投与量が少なすぎることにあります。

先日、ある学会で聴講したプレゼンでは、還元型コエンザイムQ10を1日あたり200mg含むサプリメントによって、高齢者のQOLが顕著に改善したという複数の症例が提示されていました。
DHCの「コエンザイムQ10 還元型」は、1日2粒あたり 還元型コエンザイムQ10を 110mg含む製品です。

DHCの「コエンザイムQ10 包接体」は、ナノサイズまで小さくしたコエンザイムQ10を環状オリゴ糖で包み、「包接体」とすることで吸収力・持続力アップした製品であり、1日あたりの目安量で、90mgのコエンザイムQ10を摂ることができます。

DHCプロティンダイエット・ドリンクには、コエンザイムQ10が35mg含まれていますので、併せて利用すると125mgとなります。
コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。

還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)
コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。

したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。
一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。