うつ病は遺伝? 新たな証拠を発見 研究

AFP=時事 82()127分配信

 

多くの病気が遺伝と環境のせいで発症する。遺伝子のスイッチが入る事と、環境は切り離せないし、疾患の遺伝子がなくても遺伝子DNAレベルで環境負荷が高いとスイッチが入り結局遺伝子を持っている人と同じような経過をたどるのだろう。

がんがその最たるものだが、うつ病もまた新たな脅威かも知れない。

人間にかかる精神的ストレスは有史以来この100年で激変しており、DNAレベルで淘汰も起きておらず適応もしていない。

 

 

 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160802-00000022-jij_afp-int

AFP=時事】大うつ病性障害(MDD)と関連性のある17種類の遺伝的変異を発見したとする研究論文が1日、発表された。うつ病に遺伝的リスクがあることを示す新たな証拠だという。  米科学誌ネイチャー・ジェネティクス(Nature Genetics)に論文を掲載した研究チームは、今回の発見によって、MDDに関連する生物学的要因についての理解が深まり、治療を行う上での道筋がつけられたとしている。  MDDは、単に「うつ病」としても知られる精神疾患の一つで、大半の専門家はその原因について、遺伝要因と環境要因との複合と考えている。  今回の研究では欧州系の人々の間で初めて、MDDの遺伝的関連性が確認された。これ以前にMDDの遺伝的証拠が明らかにされていたのはアジア人だけだった。  研究チームは、こうした研究のために任意で共有されている45万人以上の遺伝子プロファイルを用いて研究を行った。このうち約121000人には、うつ病の既往歴があったとされている。  論文の共同執筆者である米マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)のロイ・パーリス(Roy Perlis)氏は声明で、「今回の発見によって、うつ病は脳疾患だとの認識が広まることを期待している」とし、「今後は今回の新たな考察を生かして、より良い治療法を開発するという重大な仕事が待っている」と述べている。【翻訳編集】 AFPBB News