人工レンズが見た画像を電気信号に変えて網膜に伝えたら脳が画像を認識することが分かったらしい。つまり、人間の資格は電気信号で伝達されていたと言うのだ。完全に見えるような技術にまで発達すれば、人間とロボットの区別は脳だけという事になるだろう。実際医学と工学の発達により人口義手は卵の殻をむくところまで進歩しているというし、目まで見えるようになっているのだ。人工腎臓はまだまだ機械が大きいが透析という形で実現している。心臓も手術室では短時間ではあるが成功している。

こうして人工の臓器、感覚器がどんどん進化して人間の古くなり使えなくなった臓器と置き換えられてゆけば、最後に脳だけが残る事になる。脳が人工のコンピュータになったらそれは人間ではないので個人ではなくなるのだが、人工知能が人間の発達に似たデイープラーニング(自己学習)という機能を人間並みに身に付けたらどうなるだろうか?もし人間以上に学ぶことが出来たらどうなるだろうか?

人間のように性欲や支配欲などがもしなければ神に近い存在になり我々に悟りの教えを授けてくれるようになるかもしれない。

 

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加齢黄斑変性の英80歳男性、人工眼で視力回復 世界初

AFP=時事 7月23日(木)13時22分配信

 

英セントラル・マンチェスター大学病院NHSファンデーション・トラストが公開した、人工眼を装着した加齢性黄斑変性患者のレイ・フリンさん(2015年7月22日公開)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】高齢に伴い視野の中心部が見えにくくなる眼病「加齢黄斑変性」を患う80歳の英国人男性が、網膜に埋め込んだ電極を介して眼鏡に取り付けた小型カメラの映像を脳に伝える「人工眼」により、一部を残して失っていた視力の大半を取り戻した。加齢黄斑変性の患者で人工眼の効果が確認されたのは、世界で初めてという。 【関連写真】使用された人工眼  英マンチェスター大学(University of Manchester)は22日、引退した技師のレイ・フリン(Ray Flynn)さん(80)の手術が成功したと発表した。手術は6月中に行い、今月1日に装置を作動させたという。  4時間に及ぶ手術を主導したマンチェスター大のパウロ・スタンガ(Paulo Stanga)教授は、フリンさんの「経過は非常に素晴らしく、人や物の輪郭がとらえられるようになった」と説明した。同教授によれば、フリンさんが患っている萎縮型の加齢黄斑変性は欧米の失明原因の第1位だが、治療法がない。社会の高齢化に伴い、患者は年々増えている。  今回使われた技術では、小型カメラが捉えた映像を細かい電気信号に変換し、網膜の表面に埋め込んだ電極に無線で送信。電極が残った健康な細胞を刺激することで、脳に光パターンを再生する。患者がこの光パターンを完全に読み取れるようになれば、視力を取り戻せる。  マンチェスター大の声明によるとフリンさんは今、大好きな地元サッカーチーム、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の試合を観戦したり、庭いじりをしたりできるようになるのを心待ちにしているという。【翻訳編集】 AFPBB News