あなたはガンの末期です。あと半年の命です。もう助ける手段はありません。この病院には来ても何もできないので、早く退院して自分の好きなことをして下さい。
 もし、こんなことを言われたらあなただったらどうしますか?このような発言をした医師に対して、礼を言いますか?そして自分の家族と残りの半年を失意のうちに過ごしますか?
これは実際に私のクリニックに来た患者さんから聞いた話です。似たような話は今までにも沢山聞きました。しかし、患者さんの立場として考えてもこれは正しい治療のアドバイスでしょうか?
 もし私が患者だったら絶対に諦めません。もしその医師がそれ以上の治療法を知らなかったら自分で探してでも、自分で世界中の文献を調べてでも最大限の努力をして最大限の延命を、そして治療効果を上げるように努力します。
 なぜなら、私事ですが、私にはまだ小さな子供が二人いてせめて学校を出るまでは生きて見届けたいのです。また、愛する妻とは仕事にかまけて新婚旅行へも行ってないのです。患者さんに迷惑をかけたらいけないと思って結婚式はしましたが新婚旅行へは行かなかったのです。そんな私は妻との新婚旅行もして、子供たちが成人するのを見届けるまでは絶対に死ねません。
 死ぬのは嫌です、なんとしても生き抜いて自分らしい人生の終末、80歳程度の日本人の平均寿命程度の人生は送りたいです。
 人間の人生にはそれぞれ意味があるといいます。その人生の意味を価値をガンということで強制的に終わらせたくないのが全てのがん患者さんの考えではないでしょうか?
 そして、現在の日本の医療では認められていないという理由でほかの治療を諦める理由があるのでしょうか?ましてや、あなたにはもう治療法がないと断言してもいいのでしょうか?
 3大治療(手術、放射線、抗がん剤)では治療できないからといって本当にほかには治療法はないのでしょうか?私は大いに疑問を感じています。
 私のクリニックではまだ数は少ないですが、ガンが消滅した人が2人います。膀胱がんと胃がん(もっとも悪性のガンでした)。また、ガンが縮小した人はもっといます。
肺がん、大腸がん、乳がん、すい臓がん、などです。
 それぞれ皆さん体調を崩して、副作用を我慢しながらガンが消滅しているのではありません。皆さん、今まで治療していて一番元気ですといいながらガンが縮小しているのです。
代替医療を行う医師がもっと増えればがん難民という言葉も無くなると私は思っていますし、それを本当に心から望んでいます。