ワクチンが出来れば感染拡大が止まるというのは確かに正しい、しかし、いつワクチンができる
かが問題である。下手に早く生産するとワクチンの副作用がコロナウイルスの致死率や合併症
を上回る可能性もある。しっかりと副作用の少なくなるまでワクチンの開発を焦らないことが重要だ。
日本は子宮頸がんワクチンの副作用のためにワクチンの公的な接種を諦めた。
患者やワクチン嫌いの進歩的な人々が大騒ぎしたからだ。しかし、そのために年間数万人の女性たちが
子宮頸がんにかかっている。陰謀論が実害を出しているともいえる。その二の舞にならないためには
副作用の少ないワクチンを作りこむ必要がある。
**********************

これまで、新型コロナウイルスのワクチン開発にかかる時間は「18か月」だと言
われてきた。3月末に米トランプ大統領が「3-4か月でワクチンができる」と言
ったのを、トランプ政権のコロナ対策担当者であるアンソニー・ファウチが「そ
んなに早くは作れません。早くても12-18か月はかかります」と訂正し、それ以
来「18か月でワクチンができる」という話が世界的にひとり歩きしている。来年
秋まで頑張ればみんなワクチンを注射してもらってコロナ危機は解決できるとい
う話を、マスコミも好んで流布してきた。だが実のところ、18か月は非現実的だ。
一般に、ワクチンの開発には長い検証期間が必要で、8-10年かかる。検証期間を
短くしてしまうと、副作用や効果の面で問題が起こり、コロナにかからなくなる
プラス面より、副作用などのマイナス面の方が大きくなる。

http://edition.cnn.com/2020/03/31/us/coronavirus-vaccine-timetable-concerns-experts-invs/index.html
The timetable for a coronavirus vaccine is 18 months. Experts say that's risky

http://www.businessinsider.com/coronavirus-vaccine-quest-18-months-fauci-experts-flag-dangers-testing-2020-4
Fauci said it will take 12 to 18 months to get a coronavirus vaccine in the US. Experts say a quick approval could be risky