交通事故について
交通事故(むち打ち症)
当クリニックには、むち打ち症など交通事故による痛み・痺れ・めまい・頭痛などの症状を訴える患者さんが多く来院されます。
交通事故の場合、人によって症状は様々で色々な要因が複雑に絡み合っているので、慎重かつ適切に治療を行わなければ、後遺症が残る可能性があります。
そのため、リハビリテーション科では詳細な問診や検査を実施した上で、患者さんに負担の少ない治療方法を選択し、事故前の状態に戻すことを目指します。
症状の特徴
事故直後から症状が現れる事もあれば、事故から12~15時間経過してから症状が現れる事もあります。
最も一般的な症状は頚の痛みで、頭痛・背中の痛み、腰の痛み、肩や腕・足の痛みも認められる事があります。その他の一般的な症状として、めまい感・知覚障害・聴覚障害・顎関節症・疲労感などがあります。
約20~30%のむち打ち症は、下記のような症状を発症することがあります。
- 痛みに非常に敏感な状態や、触っただけで痛みが出る状態。
- 寒くなると痛みに敏感になる。
- 頚がほとんど動かない等。
治療の方針
治療は症状の原因を大きく以下の3つの要因に分けて検査・治療していきます。
- 事故によって生じる関節や筋の機能異常
- 痛みによる二次的な機能異常
- 職場復帰・家庭復帰に関する問題