PRP療法はスポーツ障害などの整形外科疾患に使われている治療法です。

よく使われる整形外科疾患では
1、テニス肘
2、変形性膝関節症、販月版損傷、
3、足底筋膜炎
4、肩回旋腱板炎
5、五十肩
6、その他靭帯損傷など
の疾患で、慢性化してステロイドの投与では改善しない症例や手術を避けたい場合などに行う治療法としてです。

何故PRP療法が効果があるのかというと、体内の血小板を濃縮したPRPの中には血小板の濃度が2-8倍になり、800以上の可溶性のたんぱく質、成長因子が豊富に含まれているからです。

またPRPは患者さん本人の血液を採取し濃縮して成分を取り出すわけですから副作用が非常に少ないのが特徴です。注射の痛みがある程度と考えてもらえばいいと思います。
このPRPがよく用いられる領域としては、骨格や結合組織の再生です。靭帯損傷で治癒が遅く慢性化している症例や、半月板損傷の修復が遅れている症例、慢性化してスポーツに障害の出ているテニス肘や肩の件版損傷など、また膝関節の靭帯部の損傷などには効果が期待できる治療であると言えます。