
ウクラインとは、クサノオウから抽出した有機化合物(アルカロイド)に抗ガン剤であるチオテパを化学的に結合させたもので、様々ながんの治療に用いられます。
クサノオウはケシ科の植物で、1536年に出版された医療用の本に抗腫瘍作用のある薬草として記載されています。
ヨーロッパの一部、メキシコ、アラブ首長国連邦ではがんの化学療法薬として、アメリカ、オーストリアでは膵臓がんに対する稀少疾病用医薬品として認可されています。
また、22ヶ国、58研究機関で研究され、約200編の科学論文が発表されています。

様々ながん細胞株に対するウクラインと5-FU(抗がん剤)の細胞毒性の比較




※ ゲミシタビン:抗がん剤

※ コントロール:治療をしない比較対照群


47種の様々な腫瘍を有する363人の患者が、1997年9月から2003年1月まで、ヴィラ・メディカ病院(ドイツのエーデンコーベン)で、ウクライン治療を受けました。 これらの患者には既に従来の治療法が行われて全く効果が無く、再発、癌の進行、あるいはその両方のため、ウクライン治療が行われたのです。こうした背景にも拘らず、以下のような回復率(完全回復)が達成されました:乳癌31%、大腸癌16.7%、肺腺癌7.7%、肺小細胞癌21%、中枢神経系腫瘍(脳腫瘍)66.6%、神経芽細胞腫60%、精上皮腫(精巣癌)75%、膀胱癌50%(アシュホフ、2003年)。
時に吐き気、倦怠感、発熱、腫瘍痛が生じるが、腫瘍の壊死に伴う反応であると言われている。なお、 腫瘍出血は膵臓がんの事例が報告されている。
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