NK細胞療法

うしおえ太陽クリニックは第三種再生医療の登録医療機関です。
NK(ナチュラルキラー)細胞療法は第三種再生医療です。厚生労働省の「届出された再生医療等提供計画の一覧」にて、当クリニックの届出内容をご確認頂けます。

NK細胞療法

NK細胞療法とは血液から採取したリンパ球を体の外で増殖、活性化させ、主に静脈を通して体内に戻す事でがんへの攻撃が期待される治療法です。NK細胞は常に体内を動き回っており、がん細胞を発見し、これに積極的に攻撃を仕掛けます。ハーセプチン、リツキサンなどの抗体医薬と併せればより強力な効果を示します。転移しているがんや再発予防に効果が期待できます。
患者様自身のNK細胞を使用するため、副作用はほとんどありません。なお、一部血液系のがん(成人T細胞白血病、HIV)では適応が難しい場合がありますのでご相談ください。

NK細胞療法
図は、左側は細胞の増殖の様子を、右側は細胞が活性化した時に出てくるマーカーを示しています。この図からも、培養したNK細胞が活性化している事がわかります。

NK細胞療法の進め方

NK細胞の元となるリンパ球を採取するために、約30ml採血します。
採取したリンパ球を培養し、NK細胞を数億~10億個まで増殖させます。
採血から2~3週間後に点滴にて投与します。治療を繰り返し行う場合は、次回投与分の採血も併せて行います。治療開始より3ヵ月前後を目途に治療内容について再度検討します。
※ 採血後すぐに培養の工程に入りますので、万が一治療を中止される場合も費用の払い戻しはできません。

NK細胞療法