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うしおえ太陽クリニック

5種複合免疫療法

5種複合免疫療法とは

本来、私たちの体には「免疫」というシステムが備わっており、侵入してきた細菌やウイルスなどを攻撃、排除しています。がんも例外ではありません。体内では、毎日何千ものがん細胞が発生していますが、すべての人ががんにならないのは、「免疫細胞」が休むことなく働いてがん細胞を退治しているからです。ところが、加齢やストレスなど様々な要因から「免疫細胞」が衰えてしまうと、がんの発症を防ぎきれなくなります。 そこで、弱ってしまった「免疫細胞」を体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内に戻し、がんと戦う力を増強させます。この療法を「免疫療法」といいます。

一つ、二つの免疫細胞の元気を回復し、数を増やすだけでは免疫力を十分に高めることはできません。免疫細胞同士のつながりを考え、免疫力を高めるには、「キラーT細胞・NK細胞・γδT細胞・NKT細胞・樹状細胞」が、協力し合って活性化することが重要です。

各免疫細胞のがん細胞に対する攻撃力

免疫細胞 1個の細胞で攻撃するがん細胞の個数
キラーT細胞 10個
NK細胞 50個
γδT細胞 100個
NKT細胞 150個

樹状細胞:体内に侵入してきた異物(抗原)をいち早く見つけだし、その情報をヘルパーT細胞に伝え、免疫反応が起こるようにスイッチを入れます。また、NKT細胞を活性化、増殖させます。

5種複合免疫療法は上記5種類の細胞を同時に培養、活性化させて数を増やし、患者様の体内に戻します。免疫機能を再構築し、体内の免疫力を高めてがん細胞への攻撃力を強化することにより、高い治療効果を得ています。 がん治療とともに体内でのがん細胞増殖の抑制、再発、転移の予防を目的とした治療法が、「5種複合免疫療法」です。

5種複合免疫療法の特徴と期待できる効果

  • 副作用が少なく精神的・肉体的負担がありません。
    患者様ご自身の免疫細胞を用いる治療の為、副作用はほとんどありません。
  • 他のがん治療と併用することによって、さらに効果が期待できます。
    手術前後の放射線治療や抗がん剤との併用、抗がん剤の副作用の軽減、生活の質の改善が期待できます。
  • 再発・転移した多くの種類のがんに対応できます。
    一部の白血病、一部の悪性リンパ腫を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
  • 再発・転移の予防にも効果的です。
    手術後に残ったがん細胞に対応します。

治療データ

1クール6回の治療を受けた144名(男性69名、女性75名)のデータは以下の通りです (2011年5月現在)。

有効率

判定基準

A判定 腫瘍が消失した。腫瘍マーカーが下がった。再発の兆しが無い状態。
B判定 腫瘍の大きさ、転移の状況も不変。腫瘍マーカーが下降あるいは横ばいの状態。
生活の質が改善された状態。
C判定 治療に関わらず腫瘍が少しずつ増大し、腫瘍マーカーも少しずつ上昇しているが、
緩やかな進行と思われる状態。
D判定 治療に関係なく進行した状態。
  • 免疫療法単独で治療(86名):A判定・B判定が45名(52%)
  • 抗がん剤を併用(58名):A判定・B判定が38名(66%)
病期(ステージ)別内訳

ステージI 腫瘍が小さく、隣接する組織に広がっていないがん。早期がんと判断。
ステージII 比較的腫瘍が小さく、広がりも周囲のリンパ節や隣接する組織までに
とどまっている状態。
ステージIII 腫瘍が比較的大きく、隣接する臓器にまで広がっている進行がん。
ステージIV 腫瘍が離れた他の臓器にまで転移している状態(遠隔転移あり)。
臓器別有効率

※ 肺がん:小細胞がんも含む。

治療スケジュール

  • 2週間ごと(初回は3週間)に、外来で計6回の点滴治療を実施します。投与スケジュールは患者様の状態に合わせて調整します。治療期間は約3カ月です。
  • 初回採血(1クールごと初回のみ)は60ml、2回目以降は30ml採血します。採血は複数回分まとめて行い、凍結保存をすることも可能です。
  • 点滴時間は20~30分です。

注意事項

  • 患者様によっては一過性の軽度の発熱(37~38℃)がみられることがあります。
  • 患者様の状態によっては培養期間が3週間になることもあります。
  • 不測の事態により培養及び保存中のリンパ球が使用不能な場合は、再度の採血をお願いする事があります。
  • 患者様の状態(貧血等)や、ご自身の血漿では細胞の活性化、増殖が十分にできない場合には、ご家族から採血してその血漿を使う事があります。
  • 治療日程の変更を希望する場合は、速やかにクリニックへご連絡下さい。点滴がクリニックに到着している場合は、日程の延長は2日まで可能です。
  • 抗がん剤、放射線治療を併用の場合は、それらの治療後2~3日空けてから点滴します。また、点滴後に抗がん剤等を使用する場合は、2週間の期間を空けてから行う事をお勧めします。

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