ダイエット外来Q&A

食事について

Q1 サプリメントは取らなくても大丈夫ですか?
ビタミン・ミネラルのサプリメントは必ず飲むことをお勧めしています。基本は食事ですが、ダイエット中も健康的にやせることと、ダイエットの効率を上げるための栄養補助食品として摂取します。ダイエット期間中は続行したほうが良いと思います。できれば健康のためにずっと継続してください。
Q2 ダイエットに良い食べ物とか悪い食べ物はありますか?
ダイエットには向いている食べ物と向いていない食べ物があります。但し食べ方のほうが大切で、ダイエット食品を食べても太る人もいますよね。食べる内容と同じくらい食べ方も大事です。食べるタイミングですね。例えば寝る前の4時間を食事しないでいると痩せやすいです。
Q3 このダイエット法でリバウンドしない方法が身に付くのですか?
リバウンドしない方法とは、食事の内容と食事のとり方です。また、運動や生活習慣も大切です。ダイエット食品だけに頼っていては、一時的なダイエットは可能であってもその後のリバウンドは避けられません。この3ヶ月で、継続可能な生活習慣を身に付けましょう。
Q4 よく代用食というか食事の代わりに袋に入った粉の食品を食べたりしますが、あれはどうでしょうか?
このダイエット方法でも、プロテインは利用します。カロリー計算を考える上でも代用食は使いやすいです。(プロテインが苦手な方には、ある食材を食べて頂きます。)最終的には普通の食事に変えていきます。代用食を利用はしますが、それだけに頼ることはせずにダイエットをすすめていきましょう。
Q5 ダイエット中の食事とダイエット後の食事は違うんですか?
基本的には同じです。プロテインの使用・不使用がありますが、食事で重要視するべきポイントは変わりません。ダイエット期間中に太らない食事に慣れていただくのが、この外来の目的です。その過程でダイエットがドンドン進行します。

運動について

Q1 運動の指導はあるんですか?
運動もして頂きます。運動と食事とどっちがダイエットに関係するかというと食事です。運動はダイエット自体よりもその後のリバウンドを防ぐのに大切です。
Q2 ダイエット中はどのような運動をするのですか?
有酸素運動と無酸素運動があります。中々忙しくて運動できない方にも是非やっていただきたいのが筋トレです。簡単に言うと腹筋と背筋、スクワット等です。中でもスクワットは一番大きな筋肉が鍛えられるので大切です。
Q3 筋トレの仕方は指導していただけますか?
正しいフォームがあるのでそれを実行して頂きます。
Q4 ジョギングやウォーキングはしますか?
有酸素運動はカロリー消費に有効です。しかし、有酸素運動で400kカロリー消費するのに、普通の方なら1時間みっちり時速7.2kmでウォーキングをしなければなりません。出来る人は、やればやるだけダイエットにはなります。運動がいいのは運動後に意外とお腹が減らないことです。血液中に脂肪細胞が遊離脂肪酸として溶け出してくるからです。しかし、仕事が忙しい等で運動できない方もいると思います。そういう方は長風呂に入ることをお勧めします。長風呂は結構カロリーを使うことが分かっていますし、ストレスの解消にも非常に有効です。
Q5 運動をすると逆に身体が痛くなったり調子が悪くなったりします。どうすればいいでしょうか?
肥満状態が長く続いて体脂肪率が40%を超えている人は、関節や筋肉が普通の人よりも弱くなっています。通常のフォームでは難しいという方には、別の方法を指導します。
Q6 運動しなくても太らない人がいますが、体質ってあるのでしょうか?
体質はあります。生まれつきBATという細胞が多くあって基礎代謝、DIT(食後の体温上昇)が大きい人がいます。こういう人は食べても食べても太りにくい人です。所謂外肺葉型の体質ですね。

メンタルについて

Q1 ダイエットと心の問題はどう関わりあっているのですか?
ダイエットに限らず心は自分の未来を握る鍵です。ダイエットに成功するのは、ダイエットに成功するにふさわしい考え方を持てた人だけです。ダイエットを本当はしたくないのに、ただ人に言われたからしている人や、うまく行かない自分を慰めるのが好きな人は、絶対にダイエットは成功しません。
Q2 心構えは十分出来ていて痩せようとする気持ちはあるのですが、なかなかそれが実現しません。どうしてでしょうか?
本当はダイエットよりも、沢山食べて吐く方がいいと考えていたり、他人にダイエットした方がいいと言われたけれど、本心は今のままでいいと考えていたりしませんか?一番多いのは、自分の本心を見失っているケースです。人に言われたからとか、人に良い格好を見せたいからとかでダイエットを始めると簡単なことでつまずきます。また、短期的な情熱はダイエットには向いていません。ダイエットがこの2時間で出来るのならば、2時間を一生懸命に頑張れば成果が出ますが、ダイエットは長丁場です。それを十分心に刻んで始めないと、途中で嫌になってしまいます。
Q3 ダイエットがうまく行かない心理的原因を一言で言うと何ですか?
難しい質問ですが、簡単に言うとやせることが目標だからです。目標を痩せた後の自分の目線においてください。痩せた後の自分がいつもそばにいてダイエットに関する全てを教えてくれると考えてください。そして、もともと痩せていた自分に戻るんだということを理解して欲しいと思います。あなたはお母さんのおなかから出てきた時には肥満ではなかったのです。その後の生活の習慣があなたを肥満にしたのです。あなたは今の自分が本当の自分だと思っていませんか?本来のあなたは今のあなたより、あなたの理想とする姿に近いはずです。
Q4 リバウンドしてしまってダイエットの維持がうまく行かない心理的理由は何ですか?
Q3の答えとも関係していますが、ダイエットの後にリバウンドしてしまう心理は、ダイエット後の自分にまだ自信がないからです。 素晴らしい外見になっているのに、素晴らしい外見にふさわしくない心でいる事が肥満に向かってしまう大きな原因です。もっと自信を持って、素晴らしい身体にふさわしい行動を取れればリバウンドなんてしません。

ダイエットの心理学

下に図を書いてみました。汚いですが、どうか参考にしてください。左右の山みたいに見える図は氷山のつもりです(笑)氷山は海面上に見えているのはほんの一部で、ほとんどは水に浸かっています。人間の心理と行動も同じような構造になっています。

diet_me

深層心理でダイエットして痩せたいと本心から願っていれば、運動はこういう風にしなくてはならないなとか、食事はこういう制限が大事だとか、目標を立てたりします。ところが現実は中々痩せられないという人も沢山います。

しかし、痩せられない人は本当にダイエットを願っているのでしょうか?

ええっ!!願っていて当たり前でしょう??って・・・

違うんです。現実の結果があなたの心理と共鳴しているのです。

つまり、ダイエットしたいと思っていても現実に出来ていない人は、ダイエットの成功者達とは根本的に違うことがあるのです。

それは「ダイエットに対する想い」です。

恋をしている人はその人の事を毎日考えて心がきゅんとなりますよね。あの感じを良く考えてください。つまり一日中そのことが頭を離れない状態、これが想いです。

この想いをダイエットにつなげることが出来た人がダイエットの成功者になるのです。何でも同じです。受験もそうです。仕事の成功もそうです。スポーツの成績もそうです。試合というもの、競技というもの。全てそうです。

そこには人が言ったからとか、人の目が気になるからとかの不純な考えはありません。全て自分が本心で、心から願っているから頑張れるんです。全てにおいて同じことが、行動と心理に当てはまります。

あなたは痩せることが出来るんです。痩せてもいいのです。自分を肯定してください!!

人間の能力は、ひとつのことにいかに集中できるかによるといいます。中には一度にいろいろなことに集中できる人がいます。受験勉強も出来て現役東大に合格、同時におしゃれに気を使って読者モデルになる女性だっているのです。そして恋をしながらスポーツの大会で素晴らしい成績を残す人もいます。

さあ、皆さんはどれくらい自分を信じて、自分の為に頑張れますか?
本当の痩せている自分に会いたいですか?