院長よりご挨拶

免疫療法などの患者さん自身のガンや病気に対する抵抗力を挙げるクスリというものは存在しないようです。 しかし、どんな抗がん剤やビタミンCでも患者さん自身の抵抗力、免疫力が低下した場合は効果がありません。 そういった例を今まで沢山見てきました。 最近になってLDNという薬が免疫力を上げることが解ってきました。 ある患者さんのリンパ球の値は1500から3600まで跳ね上がりました。 他にも免疫力を上げる方法は沢山あると思います。 代替統合医療はいろんな治療法を取り入れて行くべきだと思っています。決して西洋医学だけでもなく、とうよういがくだけでもないのです。

診療科目
整形外科
内科
リハビリテーション科
健康診断
特殊外来
診療時間
月•火•木•金
9:00 〜 12:30
14:00 〜 18:00
水•土
9:00 〜 12:30
日曜・祝祭日休診
毎週金曜日は点滴療法説明会のため17時以降の診療は予約の方のみとなります。

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ヒクソングレイシーの生き方

新年明けましておめでとうございます。
とうとう新しい年になった。今年は世界中で大恐慌になると言われている。正月のテレビにも浜矩子先生(同志社大学教授)が出演し、世界恐慌について話していた。
 おそらくその通りになるのだろう。ユーロ諸国の国債の未達も散見されてきてるし、投機筋の強力な先売りもこれから激しくなるだろう。その後、日本国債が投機筋の餌食になるのが先か、アメリカ国債の暴落が先になるかの違いであって、先進国はおしなべて通貨切り下げ、ハイパーインフレになるのだろう。経済通の間では常識となっている。知らぬは仏、といったところだろう。

 閑話休題・・・・ヒクソンである。
一時期日本でも格闘技好きを熱狂させたあのヒクソンのその後を追っていた。テレビ番組だったが結構深いところまで話を追っていた。
 ヒクソンが離婚していること、新しいフィアンセと暮らしていること、そして、RGウエルネスクラブという健康施設を建設中であることなどが放映されていた。

中でも感じ入ったのは、ヒクソンが愛する長男を交通事故で失ったあと自分の人生を考え直したという件である。
普通、日本や先進国と言われる国では世界的なスポーツ選手が引退後、テレビにでて相変わらずセレブ生活を送る、もしくは送りたいと願うのが普通だろうが、ヒクソンはそうではなかった。仕事も減らして新たな家庭を作り、そこに幸福を見つけようとしていた。その点でも戦う哲学者であった。

 彼は息子の死から何を学んだのか?それは人生の時間の限定性だという。生きている間、家族を愛することが一番で仕事によって金銭的なメリットがあっても幸福にはならないというのだ。
 勿論、生活をするための仕事もせずに家族を愛すると言ってもそれも胡散臭い。しかし、ヒクソンはお金のあるなしではなく、家族を愛することが人生の目的だとでも言っているかに聞こえたのだ。

 自分自身48歳になり考えてみるが、たしかに家族を愛することは価値あることだろう。そして、それだけを自分の価値観にすることは同時に困難でもある。自分は仕事をもっと発展させたいし、仕事で社会に貢献したいと願うのも本当だ。
 ヒクソンは毎朝海に入りサーフィンをするという。そして午後に仕事だ。また、家族や仲間を愛する気持ちも忘れない。サーフィンをしてゆっくり自分を見つめ楽しむ時間が必要だという。そして、仕事も充実させることが大切だ。しかし、仕事で得るお金はさほど必要ではないともいう。なかなか、資本主義に毒された我々にはモテない感覚だろう。
 しかし、私もそんな人生を送りたいと思う。それはサーフィン云々ということではなく、自分の家族や仲間を愛する人生を送りたいと思う気持ちである。そんな気持ちを持てれば幸福は遠くないだろう。

 現代に生きていると、仕事して成功してお金を持つことが価値あるものだという風潮がどうしてもある。これは現代の資本主義では当然の考えだろうが、同時にその思想が今の世界での金銭的二極化をもたらしていることも事実である。
 以前にも書いたが、新しい車や新しい服を購入しなければ幸福になれないのだろうか?消費社会にいて、他人よりも高価なモノを身に付けていなければ幸福にはなれないのだろうか?
実は我々は200年前の王族以上の便利な生活をしているのではないだろうか?
それでもマスコミが報道するセレブたちの生活をを見ているとなんだか自分たちがまだまだ貧しいと思ってしまうことが問題ではないだろうか?セレブを崇める風潮に一石を投じる人はいないのだろうか?
資本主義の幸福とブータンのような精神的な幸福のバランスが必要だとおもう。

線維筋痛症が著名に改善した症例

全身の痛みと脳神経の異常にて仕事の出来なかった

線維筋痛症が著名に改善した症例

62歳の男性

頭痛、頚部痛、腰痛、両下肢痛

耳鳴り、のどのつかえ感、舌の痺れ、があり整形外科、脳神経外科にて閉塞性動脈硬化証、腰部脊柱菅狭窄証と診断を受け2年前に医療センターで腰椎の手術を受けた。

その後も症状は変わらず、針治療、自律神経治療リハビリ治療、痛み止めの投与を続けていたが改善しないため、当院受診となった。
来院時、頚部から下肢にかけて筋肉の圧痛を認めた。また、頭痛、舌のしびれ、耳鳴りなど脳神経様症状も認めた。

線維筋痛症および、自律神経失調症、脳動脈循環不全と診断し治療を開始した。
毛髪検査で水銀、ベリリウムの高度蓄積、カドミウム、鉛、砒素、アルミニウムの中程度の蓄積を認めた。

キレート剤の内服および点滴投与を始めた。
全身の循環不全と線維筋通称の合併と診断し治療を開始した。

1、食事療法
2、温熱療法
3、キレート療法
4、自律神経免疫療法
5、栄養療法
を行った。

3ヶ月の期間を限定して玄米菜食を勧めた。ご本人も納得の上食事を変更した。さらに脳神経異常に関してはナルトレキソンの内服も追加し、自律神経免疫療法として星状神経節ブロック、全身温熱、マッサージ治療を追加した。

経過は順調で2ヵ月後には舌の痺れやのどのつかえ感は消失し、耳鳴りもなくなった。また腰痛、頭痛も軽減した。何より全体的に元気になり2年前から仕事を止めていたが、仕事再開することになった。まだ、完全に痛みは取れていないが社会復帰できるようになり満足している。現在治療開始から3ヶ月である。

これからも食事療法とキレート剤の内服を続けてゆく予定である。

出っ腹、ビールのせいじゃない…過食と運動不足

出っ腹、ビールのせいじゃない…過食と運動不足

ビールを飲むと腹が出る。

ビールだけなら酔わないが、日本酒と一緒に飲むと酔う。

などなど、お酒にまつわる迷信があるが、単純にカロリーとアルコール度数の問題だろう。今回滋賀医科大学からの発表があったようだか、アルコールの種類で腹が出るわけでもなく要は、摂取カロリーが多いのと運動不足で腹が出ているということだ。

実際、毎日ビールを欠かさない市民アスリートもいるが鍛えられた体は脂肪が少なく十分な筋肉がついている。そのような例を見ると、ビールを飲んだら太るんではなくて、摂取カロリーが多すぎているのだと実感する。

私もビールを毎日1~2缶程度飲むほうだが、飲んでいるからといって体重が変わるわけでもない。食べ過ぎが続くと体重が増えるだけである。運動と玄米菜食を心がけることを患者さんには勧めているが、自分がビール党なのでビールを止めろとはめったに言わないことにしている。やぶ蛇になるからです。

*************************

読売新聞  10月12日(水) 配信

 中高年男性にみられるぽっこりと出た「ビール腹」は、ビールを飲む量とは関係ないことが、滋賀医科大の上島弘嗣・特任教授らの調査でわかった。

 ビールをよく飲む中高年の男性と、そうでない人を比べても、腹囲に差はみられなかった。13日から名古屋市で開かれるアルコール・薬物依存関連学会合同学術総会で発表する。

 同大学などのグループは2005-08年、無作為で抽出した滋賀県草津市内の40-70歳代の男性1095人に面談し、飲酒量や腹囲などを調べた。アルコールの総摂取量のうち、ビールが30%を超える「ビール党」(166人)の腹囲は平均85・3センチだったのに対し、日本酒などほかの酒を主に飲んだり、飲酒しなかったりする「非ビール党」(924人)は85・5センチで、0・2センチ大きかった。腹囲85センチ以上は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の基準に該当する。

 年代別に見ると、50-60歳代ではビール党の腹囲が上回ったが、差は0・3-0・8センチしかなく、40歳代と70歳代では非ビール党が0・3-1・8センチ大きかった。日本酒などを含む飲酒の総量も、統計的に計算すると、腹囲とはあまり関係なかった。同グループでは、食べ過ぎと運動不足が「ビール腹」の原因とみる。

資本主義の終わり~榊原英資の意見

資本主義が終わるときにどのような終わり方をするのか?という問題は気になる問題である。資本主義では資本家と労働者にも平等に利益があり、共産主義や社会主義のような一部権力階級だけ富を独占することはないと思われていた。

いわゆる、アメリカンドリームである。頑張れば頑張っただけのことはあるという、経済システムがあるから資本主義国家は発展したのだろう。

しかし、どうも世の中はそうではないらしいと解ってきたのがここ数年である。アメリカと日本を中心に経済格差が大きくなり、一部の支配階級にいる人々のコントロールにより株式市場は弱者の資産の「狩場」となってしまった。

そしてとうとう、現在ニューヨークでも民衆の大規模なデモが起きている。日本で起きているデモと違って生活苦がここ数年続いているアメリカの大衆は本気のデモをしているだろう。日本人は世界の国家破綻の潮流からはまだ少し遠い第3グループにいるから国民はまだアメリカ人たちほどは苦しくない。

しかし、決して楽観できるわけではないがマスコミの3S方針により情報リテラシーの低い大衆はまだ世界は大丈夫だし、日本も大丈夫だろうと思考停止している。今後どのような金融政策を打ち出してもこの流れは止まらないだろう。とうとう、こんな大変換の時代になったのだとおもい、かつ恐ろしくなる。どうなるのか?

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[榊原英資(青山学院大学教授)]資本主義の時代が終わり1870年型の恐慌が始まる
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3920.html
2011/10/3 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
パラダイムシフトがもたらす大混乱

ヨーロッパを中心に国家の財政破綻危機が広がり、世界同時株安、超円高と、日本を取り巻く経済状況はかつてないほど深刻化しつつある。いま、世界経済では何が起こり、それは日本経済にどんな影響を及ぼすのか。日本を代表する経済学者、エコノミストに聞いてみた。第1弾は元財務官で青山学院大教授の榊原英資氏。「世界同時不況がすでに始まっている!」(アスコム)で、今日の事態を見事に的中させた榊原氏は近著「世界恐慌の足音が聞こえる」(中央公論新社)でさらに警鐘を乱打している。その分析、見立ては衝撃だ。
私はこの調子でいくと、世界恐慌になる可能性はかなり高いと思います。それも1929年のブラックマンデーのような株大暴落不況ではありません。ノーベル経済学賞を受けたプリンストン大のポール・クルーグマン教授はニューヨーク・タイムズへの寄稿で「アメリカは暗く、舗装されず、どこにも通じてない道の上にいる」と書き、「1870年型の大不況が始まった」ということを言っています。

これはじわじわと真綿で首を絞められるような不況です。大暴落はないから、多くの人は大不況に気づかない。しかし、10年たってみると、大恐慌が起こったのと同じくらい株が下がり、経済が縮小してしまう。1870年の不況は物価の下落を伴い長期化しました。ヨーロッパが大不況から脱したのは20年以上たった1896年でした。背景には物価の下落、産業構造の変革、そして、英国の衰退と米国の勃興があった。今とかなり似ています。つまり、ITによって、産業構造が変わり、欧米ではデフレが進行し、経済の主役は先進国からアジアに移りつつある。
すでに中国はGDPで日本を抜いていますが、程なく米国も抜くでしょう。インドはもっと勢いがある。一人っ子政策の中国と違って、人口増加率が一番大きいからです。2050年にはインドの人口は16億人になり、中国を抜く。経済成長率は7%くらいを維持していくでしょう。

一方、欧米の凋落は見るも無残です。かつては年に1600万~1700万台売れた米国の自動車は今や1000万台近くに落ち込んでいる。電気自動車は売れていくのでしょうが、全産業を牽引する力がない。銀行はバランスシート不況に苦しみ、家計は縮こまり、すでにモノがあふれている米国人は消費をあまり増やさないでしょう。欧州はギリシャのデフォルトが現実味を増し、そうなれば、ドイツ、フランスの銀行も直撃を受ける。問題はギリシャと同じような国家財政危機を抱える国がポルトガル、スペインやバルト3国などたくさんあることです。EU域内で二極化が進み、ヨーロッパ統合のメリットが失われ、構造問題ばかりが露呈するようになった。
米国と欧州の時代は終焉しつつあります。これは近代資本主義の終わりを意味しているといってもいいと思います。
サブプライムローン問題やリーマン・ショックで、強欲資本主義が批判され、銀行を救うために巨額の公的資金が投入され、それが国家財政をパンクさせ、さらなる公的資金を必要としている。人口は増えず、モノは売れず、企業の利潤率は下がる一方。もちろん、給与は上がらず、雇用は悪化し、株も下がっていく。

おそらく、ダウは1万ドルを切るだろうし、円は60円台になり、日本株も大きく落ち込む。こうした状況が乱高下はあってもトレンドとしては続いていくでしょう。残念ながら先進国の時代は終わったのです。
今、欧米とアジアの間では大きなパラダイムシフトが起こっています。つまり、中国やインドなどが台頭し、欧米が没落していくのです。こういう時期にはしばしば、戦争や恐慌が起こってきました。戦争はないにしても恐慌の可能性は少なくないでしょう。

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」

昨夜映画を見てきた。

世界侵略:ロサンゼルス決戦」 

という映画だった。

昔からアクション映画が好きで、ヒーロー者が大好きだったが思い返すと殆どがハリウッド映画であり、日本映画などはあまり見ない。

むしろ日本映画にはハリウッドにはない日本的な湿度みたいなものを求めている気がする。

 さて、映画であるがエイリアンによる地球侵略をアメリカ軍のヒーロー兵士たちがやっつけるというストーリーだ。ストーリーは単純だが、中で涙もあり感動もあり感情が揺さぶられ、一瞬のカタルシスを覚えたことは間違いない。

さすがはハリウッド映画だった。

意味を考えれば大して何も浮かばないが、仕事をしている週の半ばの一日が興奮と涙と感動の2時間で彩られたことは間違いない。観て良かったのだ。

突然映画を見て感動したり大音響に身を任せてみたいと思うことがあり、こうして平日の夜に突如映画を見に行くことがある。

かつては家庭用の100インチスクリーンでDVD鑑賞もしていたが、子供が大きくなり家が手狭な我が家ではその趣味は不可能になってしまった。

もう少し広い家を建てればよかったと思っても仕方がない。

どうしてエイリアンの地球侵略映画を見たかったかというと、最近読んだ本でマヤ文明のカレンダーが今年の年末で終了する=地球が一度大異変がおきて人類が殆ど死に絶えてしまう。という内容のものがあったからだ。

 その大異変はどうも気象の大変化らしい。実際に今年は3月の大震災以来世界中で地震や台風などの被害が大きい気がする。ただし、エイリアンの襲来は考えにくいだろう。問題は今年の年末でカレンダーが終了している点だ。これはオカルトを信じない私にとっても実は結構気になっている。

 まずは、世界の経済が資本主義の欠点が露になってきて世界経済の崩壊、経済危機、ユーロの破綻、アメリカの破綻、日本の破綻が現実味を帯びてきた点である。次には太陽の黒点の活動が活発化しておりその性で地球の気象がおかしくなり始めているらしいということだ。

 これから一体ドンナ時代になるのだろうか?ともかく我々は今、世界的な激動の時代の入り口にいることは間違いないだろう。といっても日本人の殆どはそんなことはないと思っているのだろうが・・・。

線維筋痛症の根治について~高知県、統合医療

線維筋痛症の根本的治癒について

線維筋痛症とは全身に激しい痛みが生じる病気です。原因は不明で、通常の血液検査では異常が現れません。CT,MRI検査をしても異常がなく、この病気が診断できる特別な検査は今の所なく、治療法も確立されていません。

多くの患者さんは痛み止めも効かず、抗欝薬を内服することが多いのが現状です。そのため学校、職場に行くことができなくなる方もいます。抗欝薬、SSRI、抗不安薬、ブレガバリン、などの薬も開発されていますがなかなか効果を上げていないのも事実です。

根治は困難であり、対症療法すら成果を上げているとは言いがたい難病の一種といえるでしょう。しかし、この疾患は根本治療が必要で対症療法では副作用が多く生活の質が保てないといえるでしょう。

統合医療の考えでは激しい痛みは交感神経優位の状態であり、ここから副交感神経優位の状態にすることが根本療法の一つではないかと考えられます。交感神経緊張は、肉体的精神的ストレスによるものと考えられます。また、アメリカでは点滴療法のマイヤーズカクテル療法で治療開始24-48時間以内にエネルギーレベルの増加を感じ、活力と活動レベルが増加し、疼痛レベルは60%減少、倦怠度は80%減少したという報告があります。

Massey PB. Reduction of fibromyalgia symptoms through intravenous nutrient therapy: results of a pilot clinical trial. AlternTher Health Med. 2007;13:32-4.

 当院でも3例ほど経験していますが、いずれも寛解しています。たまに再発してこられた方もいましたがもうすべての患者さんが完全に良くなっています。

当院で行った治療内容は、食事制限(結構甘い制限)、マイヤーズ点滴、低容量ナルトレキソン内服、毛髪検査後のキレーション治療です。中にアトピーが酷い患者さんも居ましたがそのアトピーも脱血治療で寛解しました。

 (考察)上記の治療効果の中で対症療法はおそらくマイヤーズ点滴でしょう。ビタミン剤とミネラル剤の点滴で完治はしないと思われるからです。ただし効果は目に見えてあり、帰宅時には痛みが減少していました。また、根本治癒にいたったのは交感神経優位だったのが副交感神経優位になったことでした。これには色んな治療法があるでしょうが、運動することや汗をかくことを徹底して指導していたのでそれも良かったかも知れません。また、食事療法は血流を改善する意味では大きな効果があったと思います。

 血流が悪いことで抹消の組織に酸素と栄養が不足しそれによって活性酸素が発生すると考えられます。運動や汗をかくことはこの改善になったのだと思います。また、いずれの患者さんも毛髪検査で有害金属の蓄積がありました。この有害金属が体を酸化させ、神経に異常な興奮をもたらしていたかも知れません。というのも、我々が通常医療で見ている患者さんで「抹消神経性疼痛」という難病があります。CRPSやRSDと呼ばれる疾患がそうです。これらの疾患も抹消の血流の問題があります。手のひらに汗を大量にかいたり、手足の冷えが改善しないなどの症状があります。これもなかなか薬では改善しません。神経ブロックなどで若干改善が見られるので、血流は大きく関係していると思われます。

 有害金属の害についてはhttp://lbv.jp/case/osen.htmlを参照。

統合医療の目的

統合医療を何のために標榜しているのか?何が通常の医療と違うのか?

私が医師になったとき、医学生として勉強していた時に現代医療は何かが違っていると感じていた。それは対症療法ばかりをやたらと学ばされたことである。

 例えば糖尿病の患者さんに薬を投与する。インスリンが不足しているからインスリン製剤を投与する。そこまでは必要ないからGLP1受容体作動薬を投与する。さらにインスリン抵抗性の改善のためにビグアナイド剤、チアリジン薬を投与する。またはインスリン分泌促進のDPP4阻害薬を投与する、またはスルホニル尿素薬を投与するなどなど・・・・

なんとなく医学的に詳しくなったようで、高等な学問をしているような感じがする。多くの医学生はそう考えるし、医師も自分達が人体の血糖コントロールの真髄を見極めて高度な医学的な科学的治療をしていると思っているのだろう。

 しかし、私はこういった薬の使い方を学ぶうちに全く別の考えが浮かんできた。それはもっと単純に考えたらどうかと思ったのだ。

糖尿病は血糖値が上がる病気だ。原因は多くは食べすぎだ。カロリーをとりすぎてインスリンホルモンが実効的でなくなったために起こる病気なのだから、逆に食事量を減らして断食治療や低カロリー食を徹底する方法を追求するほうが理にかなっていないか?と考えたのである。

 それは医者のする仕事ではないと批判されたこともあるが人間のホルモンや血糖のコントロールのメカニズムを知っている医師だからこそ根本的な治療法を提案でき安全に実施できるのである。

 現代医学はやたらと薬を開発し、薬を販売する製薬企業の存在があるために根本を見失っているのだ。食事を改善し運動すれば糖尿病は治る。こんな簡単なことがわからなくなってしまっている。そして、お偉い先生方が「糖尿病治療ガイドライン」などという製薬メーカーのための販売ツールを作って全国の医師に薬の売り方を強制しているとしか私には思えない。キット偉い先生方には億単位の研究費と称する金でも渡っているのだろう。

原発問題とも似ている構造だ。

 もっと根本治療に力を入れることは出来ないのか?まさしくこれが日本の医療の大きな問題点であろう。薬をいくら飲んだところで糖尿病が完治はしない。完治するには食事と運動を徹底して適正化するしかないのだ。なのに、まるで製薬メーカーのために働くかのように医学会は動いている。根本的な治療を深めることよりも、新しい薬を開発してそれを販売促進することが医師の仕事であるかのように・・・。

医療において対処療法は根本療法に勝ることはない。

 同じような問題で、原発問題がある。原発は一時しのぎのエネルギーとわかっていてそれを推進する。大地震や津波に弱く、いちど事故を起こすと莫大な被害をもたらすにも関わらず、利権を得た官僚、経済界、政治家、御用学者が推進した。使用すみ核燃料の再利用などという妄想に近い言い訳のために「もんじゅ」に対して1兆円もの国税が浪費させられている。これもまた、ほんの一時期の対症療法的なエネルギー政策なのだ。使用すみ核燃料は猛毒のまま地中に埋めるしか方法がないのだ。地中に生めて地震で施設が破壊されたら後は野となれ山となれなのだ。そんな程度の科学で原子力を扱うのは野蛮人がコンピュータを分解修理するのと同じである。

根本的なエネルギー政策は自然エネルギーの無限活用である。しかし、これも利権を得ている電力会社と官僚、経済界の魑魅魍魎たちのために正しい情報は公開されない。

 私が考える統合医療は根本治療を追及するための医療だ。根本治療が出来ない場合でも副作用のない安全で効果的な方法を探し、今ある治療法と併用することだ。

 そして統合医療において大切なことは患者さんが自分自身で病気を治そうとすることである。根本的な治癒を目指すことである。それには以下のことを良く考えて欲しい。専門的なことだから医師にすべて任せていたいのはわかる。しかし、それではいけない。原発問題だってそうだ。福島の原発で被災した原発を誘致した町の被災者の殆どは政府の安全という言葉を何の疑問も持たずに居たのではないだろうか?原発が危険であると勉強して反対運動をしていた人たちが正しかったのだ。原発利権で町に補助金が下りるからといって賛成した人々が間違っていたのだ。

 医療もそれと近いものがある。お任せにしていたら根本治癒は出来ない。薬漬けの医療を平気で進める医師が居るのも本当だ。患者さんが自身で自分の自然治癒力を信じて直そうと考えることが重要である。

患者さんに持ってほしい考え方について

1、            対症療法だけに頼らずに根本治癒を目指すことが大切であることを知る。

2、            人間には自然治癒力があり、それを最大限に高めることで治る病気があることを知る。

3、            医師に頼るべきこともあるけれど自分の自己治癒力を信じること。

4、            免疫、自律神経は自然治癒力に関与しており、こころの持ち方で変わることを知る。

5、            過去は変えられないけれど未来は自分の力で変えられること。

①対症療法だけに頼らずに根本治癒を目指すことが大切であることを知る。

 ストレスを沢山受けて睡眠不足でタバコを吸って、食事にも気を使わない生活をしてきたガンの患者さんが居たとします。その患者さんのガンを手術で切除しても、生活習慣が変わらない限りまたガンは出てきます。またそのときに臓器を切り取って果たして根本治癒になるでしょうか?

 また、薬を対症療法的に使ってもそのときの症状を抑えるだけで本来の細胞が自然治癒するわけではありません。そんな対症療法だけをしていても根本治癒には至らない事を是非知ってほしいと思います。その根本治癒には患者さんの努力も欠かせません。まずは自分が自分の治療者であることを知ってほしいのです。

②人間には自然治癒力があり、それを最大限に高めることで治る病気があることを知る。

 糖分の取りすぎ、油のとりすぎで血液がドロドロになり血液中にストレスで活性酸素が激増している状況を思い浮かべてみてください。活性酸素は組織を傷つけ、ガンを生み出します。どろどろの血液中を免疫細胞は自由に移動することが出来ません。あちこちの組織が傷つき、障害を受け、結局その中でももっとも障害を受けた細胞がガンとなるのです。

逆に、がん細胞も体内環境が改善すれば正常細胞になるといわれています。それには活性酸素が発生しないように、於血や体内に蓄積した有害金属・有害物質を除去し、食事に気をつけることが大切です。そして自然治癒力が高まれば、免疫細胞が体内を自由にパトロールしがん細胞の微小なものまで貪食してくれればガンにはならないのです。

自律神経免疫療法は体内の血流を改善します。しかし、どろどろのままでは効果も半減です。やはり食事制限や適度な運動は必須だろうと思います。また、患者さんは病気は何でも医師任せではいけないのです。体は車の部品とは違います。交換したらおしまいではありません。なるだけ切除せずに自分の細胞を大事にしていかないといけないのです。

③医師に頼るべきこともあるけれど自分の自己治癒力を信じること。

       ↓

医師に頼るべきこともあるけれど、第一の治療者は自分自身である事を知る。

ガンやアトピーなどの難病になると多くの患者さんは病院任せ、医者任せになる人が多いと思います。しかし、ガンやアトピーのような難病は病院の治療で治るわけではありません。なぜならば、これらの難病も生活習慣病といわれる糖尿病や高血圧と同じように生活習慣から出てきた病気だからです。

④免疫、自律神経はこころの持ち方で変わることを知る。

 今までの自分が悪かったから病気になったんだと悩むことはありません。なぜなら、誰もそれを教えてくれなかったからです。患者さんの自然治癒力があることも、生活習慣を変えれば治る病気があることも、誰も教えてくれなかったのですから。

 こういった本当のことと教えてくれる人は多くありません。みんな対症療法でよいとなぜか考えているのです。人間の自然治癒力を高める方法にどうして興味がないのでしょうか?医師である私にもわかりません。ただ、現代医学は対症療法を発展させてきました。そして、ある一定の効果を上げてきたのです。そのために慢心があったのかも知れません。しかし、現実にはガンやアトピー性皮膚炎、リウマチなどの難病はこれを完全に治癒する方法もそのはっきりとした原因もまだわかっていません。

自律神経免疫療法の治療効果はいろいろな要素に影響されます。例えば、患者さんの食事内容、睡眠時間、生活習慣、ストレスなど。ですから太陽クリニックで治療を受けたらそれで良いのだと、好きなように体に悪い食事をしたり、睡眠時間を減らしたままでよいわけではありません。患者さんが自分で自分の治療をするという心構えが大切です。

生活習慣や食事を正常化するのはあくまで患者さんなのです。薬や医師の治療で治るわけでもありません。

5、   過去は変えられないけれど未来は自分の力で変えられること。

 まさにこれから変えてゆくことが大切であると知ることです。今まで、患者さんは押し着せの対症療法しか知らなかった。しかし、統合医療を知った今は根本治癒に向けて歩き始めることが出来るのです。アトピー性皮膚炎でもガンであっても自分で自分の体の状態を考え、より良い状態に近づける作業を統合医療の医師とともにやってゆくことが出来るのです。医者任せで黙って薬を飲んだり、注射をしたりして治る病気は限られています。あくまでも自分が自覚しつつ治療する意欲を持って欲しいと思います。

生き方について考えた~減速して生きる:ダウンシフターズ

昨日、保険医協会の市民講演会で高坂勝氏の講演会を聞いた。その後少し食事とお話をした。高坂氏は「減速して生きる:ダウンシフターズ」という本を書かれていて、はじめて講演を聴いた。中でも感じ入ることが多かったので今日はそのことについて書きたいと思う。

 

著書の初めの部分にこうある。

「お金があれば何でも買える。」と語った若手企業家は表舞台から消え、米国発のグローバル金融は、笑っちゃうほどの弱点を世界中にさらした。(中略)そして私達は忙しくなり、家族と食卓を囲み、趣味を楽しむような日常を失い、生活の質は低下した。その憂さを晴らすかのような消費に、束の間、我を忘れてきた。」

氏の考え方の中心は自分が認めた価値の中で生きることが幸福だ、ということだと思う。我々は資本主義社会に生きていて、大量生産大量消費のサイクルに知らないうちに組み込まれている。確かにそう感じる。

自分が望まない生活をする羽目に気がついてしまった、というところだと思う。今の日本にはそんな問題が多くある。

原発だってそうだろう。誰だってこんなに危険な原発とともに生活なんてしたくなかっただろう。しかし、原発を誘致した地区はお金が欲しかったし、お金は要らないという生き方も選択できなかった。氏のように年収350万円で週休2日で、毎日5時間程度しか働かない飲み屋のマスターなどの職業よりも、お金を落としてくれる原発を選択したのだ。

いまだに自民党の議員を中心に原発を地下に安全に作ろうという動きがある。地下で同じことが起きたら安全どころかもっと大変だと馬鹿でもわかりそうなものだが、彼らにはわからないらしい。キット経団連の票が欲しいのだろう。また、電力会社労組の票が欲しい現政権もとうとう原発廃止を打ち出せないでいる。また、マスゴミの世論調査では原発は仕方ないから必要だという人が60%もいるというが本当だろうか?本当なら都会に是非原発を作って欲しいものだ。

日本のマスゴミによる世論調査は信用できないのだが、ネットの調査などによると殆どの国民が原発は要らないと考えていると思う。日本人はそれほど強欲な民族ではないだろう。一部のお金至上主義者がそう思っているだけだ。

また、原発が停止したら電気が足りないと電力会社は大声で叫んでいるが、なくなっても丁度1985年当時の電力消費量に等しい。あの頃バブルの頃、何か不自由があったかと考えると今以上に馬鹿騒ぎしていた気がする。今は国民中がもっと馬鹿のように電力消費するように仕向けられているのだろう。

1985年当時と現在とでは時代が違う。今は輸出するために工業製品を作る電機が沢山必要だという声が聞こえてきそうだ。しかし、実際には日本経済の輸出依存度は1985年が14%に対し2009年度では11%に低下しているのである。当然企業がアメリカやヨーロッパに生産拠点を移したからである。

日本がいかに世界中でも無駄な電力を使っているかを見たらいいと思う。自分達が間違っていることはなかなかわからないものだ。今回氏のように世間で言われる出世やお金にこだわりを捨てた人の生き方を聞いて、素直に感動した。

日本は明るいね。アジアでもダントツ。

ヨーロッパはどうでしょうか?
日本だけが馬鹿騒ぎと言われそう!

氏の書評があったのでいろいろ追加。

*************

http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2010/12/post-234.php

「減速生活者(ダウンシフターズ)」のリアリティとは?
2010年12月13日(月)11時57分

 アメリカ人というと、とにかく量の拡大を競うばかりというイメージがありますが、その一方で「拡大志向から下りる」というカルチャーもあります。一番の例は「ハッピー・リタイアメント」という文化で、できるだけ若いうちに「働かなくても食っていける」だけの資産を築いてリタイアするのが理想とされています。

 その場合に「食っていける」というのは、現役時代の浪費生活を死ぬまで続けるという意味ではありません。リタイアメントライフという中には、しっかり生活と消費の「スローダウン」が入っていて、多くの人はそれでストレスから解放された、つまり「減速」に価値を見出しているということはあると思います。

 減速という選択は、何もリタイアの時だけではありません。例えば、博士課程で頑張っていたがどうしても論文がまとまらないので大学教師ではなく、高校教師として若い人を指導することにしたとか、ウォール街での「戦い」に疲れたので地方都市に移って税務コンサルタントを開業したというような「減速」をする人は多いと思います。家族との時間を大切にしたいということで、キャリアの頂点で突然引退するスポーツ選手や芸能人の場合も「減速」の一種だと言えるでしょう。

 ですが、こうした「減速」の多くはいわば「マイナスの選択」です。つまり社会の「主流」には拡大至上主義の思想があって、あくまでその裏返しとしての、あるいは「ささやかなアンチ」としての「減速」に過ぎないように思われます。

 ところが、今回、高坂勝さんという方による『減速して生きる、ダウンシフターズ』(幻冬舎刊)という本を読んで思ったのは、この高坂さんの思想は「拡大」を裏返したり補ったりするだけの「減速」ではなく、「減速」それ自体が思想として成立する非常にユニークな考え方だということです。以降は、この本についての書評めいた書き方になりますが、本を通じてさまざまな議論を広げていく一助になればと思います。

 高坂さんは、大手百貨店のトップセールスとして忙しい生活を送っていたのですが、30歳を過ぎて年収600万円に達したところで突然退社、世界を放浪した後に小さなバーを開店します。そのバーは、オーガニック食材、手作りのインテリアなどのこだわりと共に、「忙しいだけのランチ営業はやらない」「回転率よりお客との対話」「週休2日と季節ごとの長期休業」など「減速」の思想で貫かれており、ささやかながら健全で安定した経営ができているのだそうです。

 こう簡単に紹介してしまうと、それこそアメリカの例と同じように、日本の長時間労働や会社組織のストレスに対する「アンチ」に過ぎない、そんなイメージを与えてしまうかもしれません。ですが、高坂氏の思想はそうしたレベルを通り越して、もっと先へ行っているように思います。それは2つの点です。

 1つは、この「減速思想」の裏にはかなり徹底した合理主義があるということです。偏屈なオヤジがこだわりだけの営業をしているのではないのです。例えば、高坂さんの店には掃除機とヤカンがありません。というのは、6坪の狭い店では収納場所を考えるとホウキとちり取りの方が効率的であるし、お湯を沸かすのは鍋で十分であり、ヤカンのような3次元の空間を占有してしまう道具は不要というのです。

 更に徹底しているのは、規模に関する思想です。必要な生活費から逆のコスト計算をして目標売上額を決定したら、その売上額を「オーバーしてはいけない」のだというのです。売り上げが過剰になれば、そのための投資が必要になり、気がついてみたら持続可能性という意味では危険な経営になってしまうからだというのです。

 この辺りの合理性というのは、企業経営にも十分に当てはまる思想だと思います。高坂さんの店とは規模が違いますが、マスの外食産業の場合は、シェア争いが価格の引き下げ競争のエスカレートを招く中、業界全体が破滅的な状況に向かっているわけで、そのことを考えると高坂さんの指摘の持つ「合理性」は大切だと思います。私は個人的にはバランスシートの左右をダイナミックに使った経営も必要と考える人間ですが、十分に説得されました。

 もう1つは、「減速」というのが敗北でもなければ、簡素化でもないし、退行でもないということです。売れすぎないようにするとか、ランチをせず週休2日などというのは、量という概念からだけみれば「引き算」ですが、実はその中に前向きな価値がたくさん含まれているのです。例えば、お客さんとのコミュニケーションだとか、料理の質から来る満足度、そして固定客を確保していることから来る経営の安定というような「質」の評価で考えれば、年商1000万に満たない(ようです)6坪のバーが示すレベルは大変に高いのではないでしょうか?

 それは「思想」とか「感性」といった金銭価値では図れない部分に豊かさがあるだけではないように思います。正しい意味での経済合理性によってしっかり経営と生活の基盤が確保されている中で、金銭的な価値で置き換えられるモノと、置き換えられないモノの「接触面」が活性化されているということなのです。

 つまり「減速」という思想は「不活性化」ではなく、活性化なのです。それは「規模の拡大」が実は極めて非合理的であり、時には思考停止だということを暴き出すと共に、経済的な価値だけを優先する考え方が実は経済的な成功を内部から腐敗させるという、近代の「合理主義」が行き着いた袋小路からどう一人一人が再生していくかを具体的に示しているということです。

 1つ欲張ったことを言わせていただくと、この高坂さんの「独自の合理性」を育んだのはやはり大企業での終身雇用システムにおける職務経験が背景にあるのだと思います。だとすれば、その外部には「第二、第三の高坂さん」を育てるシステムをこの社会は持っていないという問題があります。次作では、こうした「減速カルチャーが普及、再生産」される「持続可能なしくみ」への提言を期待したいところです。

 いずれにしても、各ページに新たな発見があり最後まで一気に読まされました。一読をオススメします。

カスタマーレビュー

減速して生きる―ダウンシフターズ

 

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24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0 希望の書, 2010/10/12

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masegiレビューをすべて見る

レビュー対象商品: 減速して生きるダウンシフターズ (単行本)

この本は希望の書です。6速で走らなくても2、3速に減速したって豊かになれるし楽しく笑顔で生きれる。あなたの見ている世界が唯一の世界ではなく、ちょっとだけ減速すれば、そこには素晴らしい世界がある。作られた経済システムの中でスポイルされ続けるのではなく、自ら世界を小さく作っていく。そして、そこには希望がある。

高坂さんとはブログで知り合い一度お店へ食べに行き、もう一回は農体験ツアーで会っただけなんですが、この書を読み著者のバックボ―ンを知ると、より共感度がUP↑。「小さく」「できることをする」「好きなことをする」…著者のライフスタイルは誰にでも出来ることで、かつ誰もが幸せを感じることが出来るスタイルです。僕も来年くらいから一反無農薬で米作りをしようかなと思ってます^^

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14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0 現代を生きる若い世代の先駆者, 2010/10/21

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心身の健康が第一レビューをすべて見る

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みんな気づいています、世の中の早すぎる流れを…
みんなおかしいと思っています、このモノと情報に溢れた世界を…
みんな疲れています、このコンクリートジャングルに…

でも、どうにもならない、どうしようもないと言い聞かせては、
せっかく生きているこの体や生命の素晴らしさにも気づかず、
苦しみながら浅い呼吸をしているのです。

でも、どうにかなるんですねっ!!
自分次第でどうにでもなるんですねっ!!
その若さで行動できるんですねっ!!

疲れた若者にパワーとエネルギーを見せつけてくれる、
そして社会は変えられることに一筋の光を射し込んでくれる、
そんなステキなステキな本、20-30代の必読書ですね。
私も高坂さんのように正しい方向に社会を変えたいです!

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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0 現代社会の矛盾を紐解き、未来を描く, 2010/10/24

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naotaneレビューをすべて見る

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小売の最前線でバリバリ働いていたエリート青年が、行き詰まりを感じて突然退職、貧乏旅行して自分を見つめ直し、念願のバー経営を実現・・・これだけならよくある「自分探し」モノ。
この本が単なる生き方指南に終わらないのは、現代社会に対する筆者の鋭い分析。
右肩上がりの成長しか想定していない経済システム。大多数の敗者の上に成り立つ繁栄・・・。
矛盾に満ちた現代社会のカラクリを紐解く筆者の観察眼と分析力に感心しつつ、あくまでも「バーのオヤジ」のつぶやきに徹する謙虚な姿勢に好感。
自分探し中の若者だけでなく、社会の中枢にいる勝ち組にこそ読んでほしい。
今の経済システムでは描けていない「あるべき未来」像のヒントがある。

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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0 まさに求めていた書, 2010/10/22

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寺 三太テラ (名古屋) – レビューをすべて見る

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私も現在新しい生き方への移行期でありまして、ダウンシフターズになるべくちゃくちゃくと貧乏になっております。
具体的には、再来年のはじめです。
今、このような経済状況の中、なかなか仕事を辞めろといってくれるような人はいないって。そして、その具体的理由になると全く言えないって。
この本には、それがしっかり書いてありました。まさに私の今やろうとしていることの説明でして、読んでて、とても自分のこと整理できたし、自信につながりました。
作者は、すでに10年前にこのようなことを考え、実行していたと思うとすごいの一言。
しかし、本のパワーもすごいです。遠くの友人が僕を思って、この本を紹介してくれ、そして、読んだあと僕も遠くのこれが必要であろう久しぶりの友人に紹介してる。作者がバーでやってるような人の結びつけも、この本が外でもまたやってるね。

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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0 マネーリッチ主義離脱者のバイブル!!, 2010/10/25

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EIJIレビューをすべて見る

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 バブル崩壊後、日本社会全体が不景気に喘ぐ中でなんとか成績を上げ、自分を評価してもらうためにがむしゃらに働いていた以前の著者に、かつての自分の姿を重ねました。
 縮小したパイの中で、勝ち組を目指して走り続けることがいかに大変なことであるかは、正規社員として継続雇用されることすら難しくなっている現状を見れば、明らかです。

 ダウンシフトしたという著者独自の視点からの考えに大いに共感し、その生き方を羨ましく思いました。

 私自身もダウンシフト!?(単なる転職ですが)して、収入は減少しましたが、その代わりに自分のために使える時間と心の余裕を手に入れることができました。おかげで、マネーリッチではありませんが、以前よりタイムリッチとなり、友人や家族と過ごせる時間も増えました。
 著者の言うダウンシフターズが増えれば、マネーリッチではないかもしれないけれども、確実にタイムリッチやファミリーリッチ、フレンドリッチといった多くのリッチを実感できる世の中になると思います。
 
 

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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0 これからは減速、ですね, 2011/1/10

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ろざりん (横浜市) – レビューをすべて見る

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「お金」をかけずに「時間」をかける、「¥」を作るのではなく「縁」を作る。
本当の意味での豊かさとは、減速の中にあったのですね。
わたしも生き方を変えました。この本を読んで。

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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0 新しい生き方のヒント, 2010/12/19

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緒方レビューをすべて見る

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右肩上がりの経済から減速した中、生き方の見直しが必要となった。誰もが勝者になれるわけではなく、勝者になることが幸せだとは限らない。行き過ぎた資本主義が今の不況をもたらした。人の生き方はもっともっと多様であっていい。新しい生き方のヒントを与えてくれた本だ。

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6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0 ゆるくて、いい加減で、でも夢があって知的な生き方, 2010/12/6

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わひろレビューをすべて見る

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この本の筆者は、自身の人生で壮大な社会実験をしています。

筆者は自問自答の苦難の果て、仕事や人生の勝ち負けを涼しい顔でするりとかわし、成長しなくてもよい人生と経済のモデルを池袋の片隅のBARで緩やかに実践しています。しかも、かなりハッピーな毎日を暮らしてます。正直、とても羨ましくなります。

そんな生き方が、その経緯が、この本には書かれています。しかも、本人の気持ち次第なので誰でも実践可能な生き方でもあります。この「ダウンシフター」が増えた後の社会というものを、少し見てみたくなりました。

というわけで、その緩くも壮大な実験の成功を祈願する意味も込めて、高評価にします!

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6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0 新鮮でした, 2010/11/19

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nana (横浜市) – レビューをすべて見る

レビュー対象商品: 減速して生きるダウンシフターズ (単行本)

減速して生きる?
ダウンシフターズ?
このキーワードにピンとこないまま手に取った本書。
私の中に、これまでなかった種をまいてくれました。

違和感や疑問を持ちながらも、
なんとなく組織の中で安心していたい。
資本主義の行き着く先を、
なんとなく考えないようにしている。
マスコミに不信感を持ちつつも
なんとなくテレビは必需品。

そういうあなたに是非読んでいただきたい。

新たな選択枝と可能性を考えるきっかけになれば。

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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0 人は変わる, 2011/1/14

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solar saltレビューをすべて見る

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読んでて思うのは、著者がダウンシフトしたのはそれなりの理由があり、ある意味その道しかなかったんだという、ダウンシフトの必然性。価値観は変われど、必然性に従うと、楽にもなるし、生きるパワーもアップする。そんなことを感じました。しかし、なかなかその必然性に従えないのが人間、変われないのが人間。でも現実的に、そういう人間が必然性に従わざるを得ないときもある。そして著者は従い、変わったということをこの本で書いてます。

「ダウン」という言葉はネガティブに聞こえるかも知れませんが、決してそんなことはない。要は、つまらないことはダウンシフトする。そしてその分、心して取り組めることをアップシフトしなさい。そのためによーく心の整理をして行動に移そうと教えられた1冊でした。今後の著者のことも知りたくなります。

発ガンリスクについて~その②

放射線の発ガンリスクであるが、100mシーベルトで1.08倍でも確かに問題だろう。全く害がないことに越したことはない。ガンの場合、さまざまな原因で発生すると考えられているからである。ただ、現実に原発事故が起きてしまった現状を考えると、われわれに何が出来るかということである。癌の原因がさまざまな生活習慣にあることもわかっているのだから、我々としてはタバコを控えたり、野菜不足にならないように注意したり、体内の活性酸素を除去するために抗酸化物質を摂取することが大切だろう。

ちなみに累積被曝量が15-24.9mシーベルトの航空パイロットの標準化死亡率SMRは
全原因死で0.64
全ガン死で0.71
というデータもある。パイロットがみな健康的であったとも考えられるが、こういうデータからホルミシスが考えられたことを考えると、決して絶望的な状況の数字ではないと思われる。

またチェルノブイリ事故でベラルーシのゴメリ地区では事故から5年間で150mシーベルトの被曝をしたと考えられている。そこでは子供には白血病の発生率には変化がなかったというデータがある。ただしこれは年間100mシーベルトの被曝でガンの発生率が1.08倍になるという事を考えるとあながち嘘ではなく、徐々に発生率が上昇するポイントが年間30mシーベルトから100mの間にあるとも考えられる。

そう考えて以下の記事を読むと被害にあわれた人たちの苦しみにも心が痛むし、医学的には政府の定めにも大きな間違いはない点を説明することが非常に困難なことだと思われる。しかし、現在あまりにパニック的になっている人々が多くいることを考えると、今一度落ち着いて科学的データを見て考えてみることをお勧めしたい。我々が決して絶望的な状況にはいないということを理解して欲しいと思う。
そして、私が行っている栄養療法がこういった問題を良い方向に導いてゆくことが出来る方法のひとつだという思いを強くする。

************************
以下 副島隆彦の学問道場の「重い気持ちで書く掲示板」からの引用
************************
●「「100ミリ以下は安全」放射線アドバイザー山下俊一氏に苦言殺到 」

2011年5月6日

 福島県放射線健康リスク管理アドバイザー・山下俊一長崎県大学教授が、就任以降、福島県内のメディアや講演で、「100ミリシーベ ルトは大丈夫。毎時10マイクロシーベルト以下なら外で遊んでも大丈夫」と発言してきたことに対し、3日に福島県二本松市で開催され た講演会で、住民から次々と厳しい意見が飛んだ。
 
 これに対し、山下氏は「今でも100ミリシーベルトの積算量にリクスがあるとは思っていない」としながらも、「(原子力安全委員会か ら)私は多分指導されるでしょう。甘んじてそれを受けなくはいけないと考えます。」と回答した。
 
 また「将来、子どもたちに何か影響があった場合に、責任がもてるか」との質問に対しては、「将来のことは誰も予知できない」とした上 で、起こった病気が放射線のせいかどうかを調査するには、福島県民全員による、何十年間もかけた疫学調査が必要と回答した。
 

 質疑応答(一部抜粋)

質問:先生にも覚悟をもっていただきたい。安全というなら、お孫さんを連れて砂場で遊んで頂きた い。
 
山下:もし私がそれをしたら信じてくれますか? 私 は基本的に被ばく二世で、親戚ろうとうみんな原爆で亡くなりました。親たちの代は私たちを連れて、みんな汚染された水を飲み、復 興してくれました。広島の方々も一緒だと思います。 

 他にチョイスがない、逃げられない人たちはそこで自分で自分の 道を切り開いていったんですね。もちろん、今、住職さんの言われた私への期待は重いほどよくわかります。私がそれに応えて、孫を連れ てきて砂場で遊んで、みんなが信じてくれるのだったら、お安い御用だと思います。私は住職さんとのお約束を守りたいと思います。
 
質問: これまで、福島は安全です。安全ですと言い続けてきたが 将来、子どもたちに何か影響があった場合に、責任がもてますか?イエスかノーでお答えください。
 
山下: 基本的に大切なことは、将来のことは誰も予知できないんですね。神様しかできないんです。 彼の質問に答えるには、膨大な数の疫学調査がいるんです。
起こった病気が放射線のせいかどうかを調査するには、福島県民全員の協力が必要となります。

 正しい診断をし、正しい経過を把握するには、何十年間も必要なんです。数年、5年、10年ではなかなかその結果はでない。そのレベル の話ですので残念ながら、今の質問にはイエスともノーとも答えられません。
 
質問:市政だよりなどに、マスクもしなくても大丈夫だと先生の話が書かれていて100ミリ先生の 言葉を信じて、戻ってきている人もいる。20ミリが最大だ、その下は自己責任になりますところっと話が変わっている。今までが間違っ ていたのか、話して欲しい
 
山下: これがみなさんの混乱の一つの原因だと思います。私は、みなさんの基準を作る人間ではあり ません。みなさんへ基準を提示したのは国です。私は日本国民の一人として国の指針に従う義務があります。

 科学者としては、100ミリ シーベルト以下では発ガンリスクは証明できない。だが 不安を持って将来を悲観するよりも、今、安心して、安全だと思って活動しなさ いととずっと言い続けました。ですから、今でも、100ミリシーベルトの積算線量で、リスクがあるとは思っていません。これは日本の 国が決めたことです。私たちは日本国民です。
 
質問:文部科学省は、先生が100ミリ以下は安全だと言っているということに対し「指導する」と 昨日、テレビで言ってましたよね。
 
山下:私は多分指導されるでしょう。甘んじてそれを受けなくはいけないと考えます。
 
質問:マスクはしなくていいんですか。先生は気休めだと言っている。
 
山下:はい、今の状況はまったくそうです。大気中に放射線ヨウ素はもうありません。ほぼ放射線セ シウム137です。

 衛生上、それをきちんとするということは、子どもたちに注意を喚起する用心するということでは非常に重要だと思います。ですから、私 ともう一人の放射線アドバイザー神谷先生は、しっかりとそのことをご説明していると思います。
 
質問:布団は干しとか、洗濯物を外に干すのは大丈夫か?
幼児に対する日常生活の注意点は?
 
山下:こうした個別の質問、たくさんあると思います。当初は数字が提示されていませんでしたか ら、単純に10μSv/h以下になればそんなに心配はないですよ。1μSv/hだったら全く心配ありませんよ。その間は、明確な結論 が出せずに、話をしていました。

 しかし国は20mSvをもって、3.8μSv/hというのを出しましたからやはり測って、それのレベ ルを遵守するということが重要になります。
私は皆さんとずっとお話して来た当初は、クライシスコミュニケーショんといって危機をいかに未然に防ぐかという話をきてきました。し かし、今日、皆さん方が来てよくわかるように、具体的にどうするか放射線とどう付き合うかということが、皆さんのメインのテーマだと 思います。

 先ほどの質問で「二本松は危険だから逃げろ」というのがありましたがとんでもない話です。今のレベルは全く心配ありません。その保証 を、私の首をかけろというならかけますが、私は子どもたちよりも早く死にます。

 もし文科省が私を喚問するのであれば、私はそれに行かなければならないと思います。ただ伝えたい根拠は理論ではありません。現実で す。皆さん、現実、ここに住んでいる。ここに住み続けなければなりません。

 広島、長崎もそうでした。チェルノブイリも550万人もそ ういう状況で生活しています。そういう中で、明らかな病気は、事故直後のヨウ素による子どもの甲状腺がんのみでした。私はその現実を 持って皆様にお話をしています。ですから国の指針が出た段階では国の指針に従うと、国民の義務だと思いますからそのような内容でしか お答えできません。

 今の環境庁がもし、年間20mSv以下であれば外に布団を干すということもご自由ですし、何もしても自由です。国がその線引きをし ちゃったのです。線引きをした段階でちょっとでも超えると危ない、問題だということに対してじゃあこれをどう考えましょうか。

 ということを私は皆さんと一緒に問おています。お母さんのご心配も十二分に分かります。でも、この二本松で、3.8mSv/h以下で あれば、そこで干そうが子どもを遊ばせようと問題ないと思います。
 
質問:私は学校に勤めていて、文科省が出した3.8mSv/hという基準に悩んでいる。もうヨウ 素はないと言われているが、土壌の検査の結果では、ヨウ素6200ベクレル、セシウムは16900ベクレルある。飯館はホットスポッ トだが、それ以外で見ると中通の線量が高いが線量が非常に高かった3月15日頃、みんな知らずに、マスクさえつけなかった。年間20 ミリシーベルトという指針が出されているが文科省の累積に3月23日までの線量、内部被ばくも入っていない。

 年間20ミリシーベルトになるのではないかと心配だし、その基準にも疑問。山下先生はアドバイスをする立場にいるので県なり、文科省 なり、行政に私たちが安心して暮らせるようなアドバイスをしていただきたい。
 
山下:過去の積算が出されていないというのはまさに仰る通り、3月12日から3月いっぱいのデー タも当然公開されると思います。それを踏まえた上で、20mSvについて安全か、安全でないか議論されます。

 そして今すぐ何ができるかという問題を提言されました。残念ながら、この福島の中通り地区も、みんな汚染をしました。放射線物質が降 り注いだという非常事態にあります。その渦中で、そういう措置をすることがすることが本当に適切か。自分のところだけで済まない、多 くの方々の対応をどう統合していくかということを早急に多分、教育委員会や県、国が対応して回答を出すだろうと思いますのでこれはし ばらくお待ちいただきたいと思います。
 
質問:国の基準に従うしかないというお話をされたのですが、先生は、県を通して国に提案する立場 にはないでしょうか。
 
山下:直接国に話をできます。話をしています。
 
質問:原子力安全委員会の防災対策で示されている基準は10ミリシーベルトというのが一つの規準 なっている。しかし、現在、私達に関しては、屋内退避も退避勧告もない以上、逃げても国からの保障が一切無い。逃げることに対しての リスクを全部自分で背負わなければならない。

 福島市の積算量は10ミリシーベルト超えることが予想されているが、これに対して、屋内 退避の勧告をして、原子力事故に対する保障の対象にすれば、住民の選択肢が広がると思う。それに対して提言はしていただけないか。
 
山下:極めて重要なポイントで、どこまでを原子力災害損害賠償紛争審査会に取り上げるかというこ とになります。精神的な障害と風評被害にみえるということも、当然そこに入ってきます。今後第二次指針の中でそういうの議論がされて いくと思うので、私自身は何もお約束できませんが、自主非難に対する保障というのは重要な問題だと認識しています。
 
質問:現在の規準は20ミリシーベルトですが、原子力安全委員会の今までの取りまとめをみると、 緊急時、高い線量が観察されたとしても、数日中に必ず何らかの手立てが採られるはずだから、これぐらいの規準でかまわないということ がレポートに書いてある。実際、福島原発に関しては、東電のスケジュールをみても6ヶ月から9ヶ月かかるという。原子力安全委員会の 10ミリシーベルトでもかまわないという前提と大きく違うのですが、これに関して考え直す必要があるのでは。
 
山下:これはまさに議論されているところです。私の言える立場ではありませんが、整合性をいかに つけるか、そして説明をどのようにやっていくか、ということがこれからなされると思います。
 
質問:放射線に対する子どもの感受性が高いことから、子どもの安全をいかに守るかということを大 人がまず最初に考慮しなければいけないと思う。空気中に漂う放射性物質は爆発直後に比べて落ちているんが、土に落ちているものも含め て、塵となって吸引する可能性がある。

 塵も水も食べ物も、すべて内部被ばくが子どもに対して重要になってくるわけですが、それぞれの 基準がばらばらに設定されていて、内部被ばくの総合的なリスクに対する提言が何もされていないことに非常に不安がある。
 
山下: これは出来ないですね。内部被ばくを細かく検証することは、それぞれ分けて計算ができない ので、今は出せませんが、唯一チェルノブイリの経験で、いくつかの式が出来てます。理論値です。

 そういうものが、それぞれ複合的なも ののパラメータを入れて、どのくらいってのは計算されると思うのですが、1パーセントから数十パーセントまで非常に誤差があります。 ですからこれをどうにかしてみなさまにお見せするかということに関しては、厚労省、農水省も含めて時間がかかると思います。
 
質問:最終的には100ミリシーベルトを基準にして概算法で、しきい値はないとする考え方と、し きい値以下ならほとんど健康に害がないという考え方という、二種類の対立する考え方がある。しかし、基本的にはしきい値がない考え方 のほうが、リスクを考える上では安全だと思う。テレビに出られる先生方の話を聞いて気になるのは、0.5~1パーセントがんの発生率 が高まるだけと言っているんですけど、それは1000人いれば、5~10人発症するということ。

 確率論から言うと0.5から1という 数字なのかもしれないけど、その5人10人というのは人間。その人間は本来放射線被ばくを受けなければがんというリスクを負わなくて 良かった人です。少なくともリスクがある以上それを排除するのが国や自治体の姿勢だと思うんですけど、それに対して先生は「これくら いの線量だったら遊ばせていいんですよ。

 マスクもする必要ない。」と言っている。しかし、もう少し「守る」ほうの意見を出していただ けると安心だと思う。先生があまりにも「安全だ」と言い過ぎるものですから、それについては異論がある以上一番安全なラインでお話し ていただかないと困ると思う。
  
山下:おっしゃるとおりで、「安全」という言葉を安易には使いません。皆様方に少しでも「安心」 してもらえればということで話をしています…
 
会場:「安全」と「安心」とどう違うの?…

山下:まったく違います。「安全」は誰が見ても安全ということを認知できます。「安心」は一人 一人全部違うんですね。リスクの認知の仕方っていうのは、まったく個人によって異なります。この3.8マイクロシーベルト/hという のが絶対安全域かというと一つの大きな問題。

 これは基準値であって、参考値なんですね。これで一ヶ月過ごしましょうってことで、当然 日にちが経てばこのレベルを下げてくると思うんです。今はしかし、これを採った以上は、これで行動規範をつくる必要があるというふう に考えます。ですからおっしゃるように、防護策をもっと提出していけということですよね。それはもうこれからもずっとされていくと思 います。
 
質問:チェルノブイリの後に、オーストリア政府はオーストリア国民が受けた損失額の見積もりを出 して、空間線量からの被ばくが15%、直近からの内部被ばくが80%と出しましたが、先生はどういった割合で内部被ばくと外部被ばく があると考えますか。
  
山下:今、チェルノブイリの人たちは、内部被ばくと外部被ばくはほとんど無視できるくらいです。 事故直後、1991年から95年、96年の間は、実は内部被ばくの方が少し多かったですね。放射性セシウムというのがずーっと入って ましたから。ただその被ばく線量年間にすると、だいたいレントゲン数枚程度です。これは非常に低い。ミリシーベルトに届かない量であ るので、食べ物と外からの比はなかなか出しづらいというのが今までの見解です。
  
質問:今現在、(チェルノブイリの時の)オーストラリアの見解が適用されたとして、空間線量は 15%と考えて行動したほうがより安心であるといえる。そういうことですか。
  
山下:マイクロシーベルトは内部も外部も含めて出しているんですね。分けられないんですよ。そう いう基準値だと思ってください。ですから安心安全ということではなくて、これそのものがそういう基準であると考えてもらったほうがい いと思います。
  
質問:モニタリングポストで出ているデータは外部だけですよね。考えうる内部被ばくの割合はどう あるべきなのか。今ここの空間線量で被ばくする状態というのは、内部被ばくよりもさらに低いと見積もって、それ以上に被ばくする。足 し算的に被ばくしていく。というふうに考えることがより安全に近い考え方だ、ということには、どう思われますか。
 
山下:環境放射線と人体の影響のパラメータで議論して計算して出しますから、私はこのプロではあ りませんから、簡単に回答できませんが、いろんな考え方があると思います。しかしそれをすぐに肯定することはできません。
  
質問:子どもが転んで怪我をし、傷口から地表に体積した放射性物質を取り込んでしまい、放射線の ゼロ距離射撃にあってしまう。ゼロ距離射撃とそうでないときは、人体への影響が違うわけなんですけど、そのようなケースの話をあまり 聞かないんですけど、これはどうされるべきだとお考えですか。
  
山下:一番わかりやすいのは、原発の作業労働者が怪我をして、汚染地域で皮膚を汚染したという場 合はたいてい洗うと流れてしまいます。血液に入る量はほとんどありません。ですからそういう心配に対してすぐに対応する必要はないと 考えます。
  
質問: 原発の作業労働者に適用された労災の表を見ると、一番低い人で、4ヶ月くらいで40ミリ シーベルトかそんなもんで、骨髄性の白血病だとかなんかで労災を受けてるんです。40ミリシーベルトということ、20ミリシーベルト なら2年ですよね。そこに居続けるならということですが、これについて先生の学者としての見解についてお聞きしたいです。
  
山下: 今のは労災との関係ですよね。これは裁判の事例になりますので、この値についての検討は個 別の症例になりますから出来ないと思います。裁判の結果に従うしかないんだろうというふうに思います。

発ガンリスクについて~その①

自分自身がホルミシス療法を行っているために、今回の原発の発ガンリスクに関してはかなり神経質に気になっていました。ネット上ではややパニックに近い情報が流れていて、福島はもう住めなくなるとかすでに発ガンするレベルの大量の被爆を東北~関東の人たちはしているという過激な風説を聞きました。

しかし、ホルミシスの医療を行っているものとしては果たしていつごろ、放射線の発ガンリスクに関して政府から正式な見解が出るかを見ていました。中には政府の発表を虚偽だとして最初から疑ってかかる人もいるかもしれません。また、私自身もホルミシスが到底政府には現在受け入れられていない考え方(思想)であると思っているので、敢えて発言はしなかった次第です。この現状で低線量の放射線で治療をするなんてことを言い出すのは勇気がいることです。

しかし、世界中で低線量でさまざまな疾患を治療している場所があるのも事実です。オーストリアのバドガンスタインではリウマチなどの慢性疾患、それも痛みに関する治療は効果的であり病院併設で治療を行っていると聞いています。

今回のデータは国立がん研究センターが調査したものだといいます。私が調べた範囲でも同様の結論が出ていると思います。大量の放射線を浴びてしまったらガンのリスクが高まることは明らかですが、低線量の放射線ではがんのリスクが高まると言い切れてはいません。今回のものは年間100mシーベルトの被曝でおこるガンのリスクを1.08倍としています。そしてこれは野菜不足で起きるガンのリスクとほぼ同じです。

 

年間100ミリシーベルト被曝の発がんリスク 受動喫煙・野菜不足と同程度

産経新聞 5月1日(日)7時56分配信

 東京電力福島第1原発から流出した放射性物質(放射能)による健康被害への不安が広がるなか、放射線による発がんリスクが出始めるとされる年間100ミリシーベルトを浴びた場合、そのリスクは、受動喫煙や野菜不足とほぼ同程度であることが30日、国立がん研究センター(東京)の調べで分かった。同センターは「日常生活にもさまざまな発がんリスクが存在する。むやみに不安がるのではなく、放射線のリスクを正しく理解してほしい」と呼びかけている。(原子力取材班)

 調査は、これまでの国立がんセンターが所有する知見や、過去に発表された生活習慣と発がんリスクに関する論文などを集約。広島・長崎の原爆で放射能を浴びた約9万4千人と、浴びていない約2万7千人について、約40年間追跡調査した放射線影響研究所(広島・長崎)が持つデータと比較、検討した。

 その結果、喫煙者や毎日3合以上飲酒する人は、しない人よりも、何らかのがんになる確率は1・6倍に上昇。生活習慣の中でリスクが最も高く、原爆で2千ミリシーベルトを浴びた人の確率と同じ値だった。原爆で浴びた放射能は爆心地からの距離などで異なる。

 政府は現在、一般の人については年間被曝(ひばく)量が20ミリシーベルトを超えないように対策を講じている。福島第1原発で作業している作業員は250ミリシーベルトを超えないように指導しており、2千ミリシーベルトは、現状では一般人が被曝する可能性はゼロに等しい値だ。

 一方で、喫煙者の夫を持つ女性(非喫煙者)が、受動喫煙によってがんになる確率は1・02~1・03倍と調査の中で最も低い。次いで、野菜が不足がちな人が1・06倍となっている。これは、原爆により100~200ミリシーベルトを浴びた発がんリスク(1・08倍)とほぼ同じ値だった。