院長よりご挨拶

免疫療法などの患者さん自身のガンや病気に対する抵抗力を挙げるクスリというものは存在しないようです。 しかし、どんな抗がん剤やビタミンCでも患者さん自身の抵抗力、免疫力が低下した場合は効果がありません。 そういった例を今まで沢山見てきました。 最近になってLDNという薬が免疫力を上げることが解ってきました。 ある患者さんのリンパ球の値は1500から3600まで跳ね上がりました。 他にも免疫力を上げる方法は沢山あると思います。 代替統合医療はいろんな治療法を取り入れて行くべきだと思っています。決して西洋医学だけでもなく、とうよういがくだけでもないのです。

診療科目
整形外科
内科
リハビリテーション科
健康診断
特殊外来
診療時間
月•火•木•金
9:00 〜 12:30
14:00 〜 18:00
水•土
9:00 〜 12:30
日曜・祝祭日休診
毎週金曜日は点滴療法説明会のため17時以降の診療は予約の方のみとなります。

Main menu:

うしおえ太陽クリニックのホームページはこちら

Site search

 

2012年5月
« 4月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

カテゴリー

最近の投稿

最近のコメント

アーカイブ

Archive for 'ダイエット外来'

筋肉と遺伝子~ミオスタチンについて

興味深い記事があったので報告する。http://rate.livedoor.biz/archives/50386369.html ミオスタチンが筋肉の発達に関して重要であることがわかってきたのは最近のことである。この記事も2007年に出ているが、今はすでにミオスタチンを遺伝子的に操作して筋肉量が増えるようにするドーピングなども話題に上がっている。 筋肉量を増やすこととスポーツの成績は一致しないが、パワーリフテイングやボデイビルデイングなどの筋力系のスポーツでは注目が集まっている。 ******************************** “超人”は実在する ― 現時点で100人の存在を医学的に確認、うち1人は心臓疾患が自然治癒し生後5ヶ月で十字懸垂 生身の肉体が超人的な強靭さと超人的な運動能力を併せ持つ。そんな超人たちの神話や伝説が古来から世界各地で語り継がれてきた。歴史上の人物が後の世に超人として語り継がれてきた例も多い。とても実在するとは思えず、実在の人物の場合も大げさに脚色されているだけであるかに見える。だが、最近の医学的発見により、われわれ人類の中には、ごくまれに“超人”が生まれることが明らかになってきた。 米国ミシガン州ルーズベルト・パークにリアム・フックストラちゃんという現在1歳7ヶ月の男の子がいる。彼の体重は10キロほど。米国の標準を下回っている。彼の体には脂肪がほとんどない。その代わり、筋肉が普通の子供より40パーセントも多い。腹筋は見事に割れている。そして、後述するように、その肉体は驚くべき強靭さを持ち、常識破りな運動能力を持つ。 彼は、生後すぐに実の両親ではないフックストラ夫妻に引き取られた。夫妻は、リアムちゃんのことを「ハルク」、「ヘラクレス」、「ターミネータ」などと呼ぶこともある。彼は疾風のように走り、猫のような敏捷さを持ち、家具を持ち上げ、もう今日しかないかのように食べ物をむさぼり食う。だが脂肪はつかない。ものすごい勢いでエネルギーを代謝してしまうからだ。 リアムちゃんは、古来から語り継がれてきた超人たちの一員なのかもしれない。医学的には、“ミオスタチン関連筋肉肥大”(myostatin-related muscle hypertrophy)と診断されている。これは、いわば遺伝的に引き継がれた“超人的体質”なのだ。 では、リアムちゃんの肉体がいかに超人的であるかを具体的に示していこう。 彼の腹筋は、洗濯板のように割れている。大腿部も筋肉隆々である。 生後わずか2日にして、両足で立つことができた。もちろん自力で立ったわけではないが、体を支えてやると両足で立ったという。(しかも驚くべきことに、4週間の早産だった)。 生後5ヶ月のころから両手を持ってやれば十字懸垂の姿勢を取るようになった。体操選手が吊り輪で取るあの姿勢である。 8ヶ月になるまでに、棒などにぶら下がって懸垂をするようになった。 9ヶ月ごろには、階段を自力で昇り降りするようになった。 1歳7ヶ月の現在では、高い場所に足をかけ、頭が真下を向く姿勢から腹筋運動をやってみせる。 転倒しても、絶対に頭を打つことがない。後ろ向きに倒れた場合は、強靭な腹筋が作動して彼の上体を垂直に近い状態に戻すので、必ずヒップから着地する。 かんしゃくを起こして振り回した拳が当たり、母デナさんの目の周りに青あざが出来たこともあれば、しっくいの壁に穴が開いたこともある。 上記のように生後2日にして両足で立ったといえ、その時点では、リアムちゃんが“神の子”だとは誰も知らなかった。それどころか、彼は健康からほど遠い虚弱な体で生まれてきたと思われていた。実際、以下のように生まれつき、さまざまな問題を抱えていた。 4週間の早産 心臓に小さな穴 腎臓腫大 アトピー 乳糖不耐症 胃食道逆流症 ところが心臓の穴と腎臓の腫大は、生後数ヶ月で自然治癒してしまった。胃食道逆流症は厄介な問題で、毎日何回も嘔吐していた。だが、この症状も1歳半ごろに収まった。 さて、“ミオスタチン関連筋肉肥大”(myostatin-related muscle hypertrophy)とは、どのような体質なのだろうか? まず、ミオスタチンとは、筋肉の成長を抑制する蛋白質である。このミオスタチンが生成されなかったり、筋肉に受容されなかったりすると、筋肉がどんどん成長することになる。 ミオスタチン関連筋肉肥大には、以下の2つのタイプがある。 遺伝変異による場合 まれに、ミオスタチンを作り出す遺伝子が変異している人がいる。医学文献によれば、この遺伝変異を有する人は、筋量が常人の2倍にまで達する可能性がある。 筋細胞がミオスタチンを拒否する場合 体内でミオスタチンが生成されていても、筋細胞がミオスタチンを受容しない人がまれにいる。このタイプの人は、筋量が常人の1.5倍にまで達する可能性がある。 リアンちゃんは、後者のタイプである。この2つのタイプは筋量に違いがあるが、どちらのタイプの場合も骨格筋が平均をはるかに超えるレベルまで成長し、極めて強靭な肉体が形成される。そして、摂取カロリーがものすごい勢いで代謝され、体脂肪がほとんど蓄積されない(このことが後述するような問題を生むのだが)。 ミオスタチン関連筋肉肥大の存在が科学的に報告されたのは、1990年代後半のことであり、最初は蓄牛とマウスで見つかった。1997年、ボルティモアのジョンズ・ホプキンス大学の研究者たちがベルギーブルー種の蓄牛の遺伝子を調べたところ、ミオスタチンを生成する遺伝子に変異があることが判明した。ベルギーブルー種は、他の品種よりも筋量がはるかに多いことで知られている。さらに、マウスを使った実験でミオスタチン遺伝子を非活性化したところ、マウスの筋量を増やすことができた。 そして、ヒトにおけるミオスタチン関連筋肉肥大の存在が初めて確認されたのは、つい最近の2000年のことである。通常児の2倍の筋肉を持つ赤ちゃんがドイツで発見されたのである(ただし、医学文献として報告されたのは2004年のこと)。 その後、ジョンズ・ホプキンス大学の調査研究により、ミオスタチン関連筋肉肥大を有する人が世界各国で100人ほど見つかった。今のところ、ミオスタチン関連筋肉肥大は非常にまれにしか生じないと見られており、全世界にいったい何人の“超人”たちが存在しているのかは不明である。 そして、リアンちゃんもミオスタチン関連筋肉肥大と診断された1人である。検査の結果、ミオスタチン遺伝子に変異があるタイプではなく、筋肉がミオスタチンを受容しないタイプであることが確認されている。 ジョンズ・ホプキンス大学の研究者たちは、ミオスタチン関連筋肉肥大の研究を進めるに当たって、リアンちゃんにも筋肉の生検などを含む詳細な検査を受けてもらいたいと考えていた。だが、生検では組織の一部を採取して体外に取り出すわけで、かなりの苦痛を伴う。両親はそれを心配していたが、結局、その後の調査でミオスタチン関連筋肉肥大と診断された人(成人)が100人ほども見つかったので、リアンちゃんは痛い思いをせずに済むことになった。 ミオスタチン関連筋肉肥大の研究は、筋ジストロフィーや骨粗しょう症などの消耗性疾患の新しい治療法の発見につながるのではないかと期待されている。むろん、スポーツ界からも注目を浴びつつあり、おそらくは軍事目的での利用も検討されることになるのだろう。 さて、せっかく“神の子”として生まれても、環境が伴っていないと“超人”にまで成長することは難しいらしい。リアムちゃんがそうであるように、その体脂肪のほとんどない体と猛烈な代謝のせいである。乳幼児の脳が成長し、神経中枢系が発達するには、体脂肪が欠かせないのだ。 乳幼児の体脂肪が不足していると、成長が阻害され、中枢神経系が損傷するおそれがある。リアムちゃんの場合は、体脂肪の不足を補うかのように、1日6回も食事を摂っている。それも、山盛りの食事である。 ミオスタチン関連筋肉肥大の体質を持つ人は、古代から存在していたのではないかと思う。しかし、乳幼児期に体脂肪が不足しているため、食糧事情がよほど良くないと健康に育つことができない。古来から語り継がれてきた超人たちは、たとえ戦乱の世に活躍したとしても、少なくとも乳幼児期には飢えを知らなかったのだろうか。 なお、リアンちゃんの実母は彼を養育できないことから、彼を出産後すぐに養子に出すことになったわけだが、実父に当たる男性は、やはり極めて強靭な肉体の持ち主であったことがその後の調査で判明している。

出っ腹、ビールのせいじゃない…過食と運動不足

出っ腹、ビールのせいじゃない…過食と運動不足 ビールを飲むと腹が出る。 ビールだけなら酔わないが、日本酒と一緒に飲むと酔う。 などなど、お酒にまつわる迷信があるが、単純にカロリーとアルコール度数の問題だろう。今回滋賀医科大学からの発表があったようだか、アルコールの種類で腹が出るわけでもなく要は、摂取カロリーが多いのと運動不足で腹が出ているということだ。 実際、毎日ビールを欠かさない市民アスリートもいるが鍛えられた体は脂肪が少なく十分な筋肉がついている。そのような例を見ると、ビールを飲んだら太るんではなくて、摂取カロリーが多すぎているのだと実感する。 私もビールを毎日1~2缶程度飲むほうだが、飲んでいるからといって体重が変わるわけでもない。食べ過ぎが続くと体重が増えるだけである。運動と玄米菜食を心がけることを患者さんには勧めているが、自分がビール党なのでビールを止めろとはめったに言わないことにしている。やぶ蛇になるからです。 ************************* 読売新聞  10月12日(水) 配信  中高年男性にみられるぽっこりと出た「ビール腹」は、ビールを飲む量とは関係ないことが、滋賀医科大の上島弘嗣・特任教授らの調査でわかった。  ビールをよく飲む中高年の男性と、そうでない人を比べても、腹囲に差はみられなかった。13日から名古屋市で開かれるアルコール・薬物依存関連学会合同学術総会で発表する。  同大学などのグループは2005-08年、無作為で抽出した滋賀県草津市内の40-70歳代の男性1095人に面談し、飲酒量や腹囲などを調べた。アルコールの総摂取量のうち、ビールが30%を超える「ビール党」(166人)の腹囲は平均85・3センチだったのに対し、日本酒などほかの酒を主に飲んだり、飲酒しなかったりする「非ビール党」(924人)は85・5センチで、0・2センチ大きかった。腹囲85センチ以上は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の基準に該当する。  年代別に見ると、50-60歳代ではビール党の腹囲が上回ったが、差は0・3-0・8センチしかなく、40歳代と70歳代では非ビール党が0・3-1・8センチ大きかった。日本酒などを含む飲酒の総量も、統計的に計算すると、腹囲とはあまり関係なかった。同グループでは、食べ過ぎと運動不足が「ビール腹」の原因とみる。

ダイエット外来の理想の体論

ダイエット外来をしていて患者さんの理想の体系を尋ねてみると殆どの人が平均的な体重i以下になりたいと思っているそうである。かなり太っている人にとっては平均体重や医学的な肥満でない正常範囲の体重になりたいようであるが、もともと普通程度の体重の人にとってはさらに細い体になりたいと考えている人が多い。  一般的に理想的な体脂肪率は男性の場合 30歳未満 14~20%:適正値 25%以上:肥満 30歳以上 17~23%:適正値 25%以上:肥満 女性の場合 30歳未満 17~24%:適正値 30%以上:肥満 30歳以上 20~27%:適正値 30%以上:肥満 となっているが、実際にはもっとやせているほうがいいと思っている人が多いようである。 モデルさんなどは仕事をもらうためには165cmで48kg以下とか体重を指定されるらしい。このような体重では女性の場合運動していない人は体脂肪量がそれほど少なくはなりにくいので結局筋肉量や一時的なダイエットで血液などの体液量が少ないからだということになる。 確かにこれは我々がテレビで見るスーパーモデルなどの体を見ていても感じることだが、彼女たちは極端に体重が少なく手足が棒のように長く伸びている。おそらくは体脂肪率などは極端に低く、一般的な正常範囲を大きく下回っていることは確実だろう。ひょっとすると低体脂肪率の性で生理不順になっている可能性もある。  しかし、実際にはスーパーモデルたちはあくまでもモデル業という仕事をしている特殊な肉体を持った人だと考えたほうがいいだろう。通常の生活を送るためにはある程度の筋肉量と血液量が必要である。しかし、それでも若い女性の多くがモデル体系を理想としていたり女性誌に載っている読者モデルさんたちの体系を見ても日本人女性の理想の体が華奢でかなり細い体を理想としていることはよくわかる。  日本人はどのような体を理想としているのだろうか?またこれからの日本人はどのような体つきを理想の体と考えればいいのだろうか?  体系を考えてみると日本人は戦後身長が伸びて体はかなり大きくなったようである。江戸時代の男性の身長は160cmもなかったとも言われているし、実際の残っている骨格の身長は低いようである。  上の図を見ると解るが、なぜだかは解らないが弥生時代からは日本人の平均身長はどんどん小さくなり江戸時代末期には155cmくらいだったようである。そして戦後急に身長は伸びてきて男女とも身長は10cm程度大きくなったようである。現在男性で170cm、女性で158cmが平均のようだ。    じっさい、日本人は摂取たんぱく質が少なく、戦後牛乳や肉類を食べることによってその体格を大きく変化させてきたといってもいいだろう。  そしてこういった歴史的な体格の変化とともに、日本には相撲や武道といったスポーツの歴史もあった、なんと言っても古事記にも記載されている相撲が日本人の強い男の体系の象徴ではないだろうか?私は日本人の頭の中には西洋的な筋肉粒々でごつごつした体よりもむしろおなか周りにはでっぷりと皮下脂肪が載っていて筋肉で丸々と太っている相撲取りの体系が理想としてあるのだろうと考えている。  歴史を紐解くと古墳時代の土偶にも相撲の原型となる様子が描写されている。 神話としては、建御雷(タケミカヅチ)と建御名方(タケミナカタ)という2柱の神が、互いの腕をつかんで投げあうという形の相撲をおこなったとされている。  また伝説上としては、人と人の相撲の最古のものは、野見宿禰と当麻蹴速の試合と言われている。この中では宿禰が蹴速を蹴り技で倒したとされ、少なくとも現代の大相撲とはかなり異なるものであったことは明確であるけれど宿禰は相撲の始祖として祭られている。 また、垂仁天皇7年(360年頃)7月7日 には「大和国 当麻邑(たいまむら)に当麻蹶速(たぎまのくえはや)と野見宿禰(のみのすくね)という二人の試合の記録が残っている。これが一般に言う相撲の起源だそうである。 相撲の神様と称される野見宿禰 その試合では野見宿禰(のみのすくね)が勝利しその後は相撲の神と称されたようである。体系は絵を見てもはっきりはしないが少なくとも西洋の筋肉隆々ではなさそうである。  江戸時代になると相撲選手の体系は多くの資料によってあんこ型であることが解ってきている。その体系が今に残り現在の相撲選手も同様の体系をしている。相撲というスポーつがあのような体系でないと勝てないスポーツだからであろう。  そのような肉体の歴史を持った日本人は筋肉隆々の体を嫌う傾向にある。ボデイビルデイングやパワーリフテイングの選手、格闘技の選手と接する機会が多かった経験から言うと、彼ら筋肉の発達した体について私の職場などで話をすると一様に周りは気持ち悪いというのだ。私の勝手な意見かもしれないが彼らの周りでも同じような反応が多いという意見が多かったように思う。勿論なかには競技のファンもいるが、一般人に聞いた場合にはである。また、それらのスポーツが特殊なスポーツであることも手伝い、ボデイビルデイングの選手は実際には力はないと誤解されていたり、筋肉がつきすぎると柔軟性がなくなるという迷信が流布していることに直面した。  今でも野球選手やその他の球技の選手たちは筋肉がつくとそのスポーツではパフォーマスが落ちると信じている人がまだいるようである。  しかし、西洋ではその様な考えはなくむしろすべてのスポーツマンが、いや普通の人々も筋肉がついていることは悪くないと考えている。むしろ筋肉がついていることはあらゆるスポーツの基礎であると考えている。バスケットボールのマイケルジョーダンもしかり、ゴルフのタイガーウッズもしかりである。彼らの筋肉の凄さは日本人選手のそれとはまったく違っている。  バスケットボールなどについて患者の家族や選手自身、そして指導者からも良く聞くのが筋トレをすると体が重くなるので良くないという意見だ。しかし、マイケルジョーダンの体をよく見て欲しい。反対に一緒に写っているマイケルジャクソンはまったく筋トレはしないしたんぱく質もなるだけ摂取しない菜食主義者である。ジョーダンの筋肉もトレーニングなくては発達しない三角筋(肩の筋肉)僧坊筋(頚部から肩関節にかけての筋肉)をしている。 マイケルジョーダンとマイケルジャクソン Mail Onlineより また、ゴルフのタイガーウッズはどうだろうか。彼の体もよく鍛えられている。ゴルフには背筋とか上腕二頭筋がよく使われるがその部分を鍛えてある印象がある。大胸筋はゴルフには関連はないが背部の筋肉とのバランスを考えて鍛えているのだろう。   しかし、ゴルフをしている人々の間でも日本人プロ選手の間でも筋トレをするとクラブを振れなくなるなどと言う人がいることも事実である。タイガーウッズがこれだけの体をしていることをどのように考えているのだろうか?  また、スポーツ、野球においての神話、迷信とでもいえる話がある。巨人の清原選手が晩年怪我が多くて成績を残せなかったのは筋トレをしすぎたせいだという意見があるがこれもどうだろう?筋トレを行っていたおかげであの程度の怪我や故障で済んだのではないだろうか?問題があったとしたらトレーニングではなく怪我の治療に問題があったと私は思う。トレーニングで怪我をするほどの間違ったトレーニングをプロを指導しているトレーナーが指導することはありえないだろう。 このように日本人は筋肉に関してかなりの偏見があると思う。筋肉がついたらスポーツ選手の技術が向上しないとか、怪我をするとかである。また、一般人においても、筋肉はついてなくてもいいものであり、ついていても気持ち悪いものだという風潮があるのではないだろうか?  しかし、お隣の韓国を見てもらったらどうだろうか?北朝鮮と分断された不幸な状況の彼らは日本人以上に昔から中国と日本、そして西洋諸国との戦いを続けてきた民族である。彼らはだから日本人と違って軍隊を持ち、(日本はアメリカによって軍隊をもてないように操作されている。本来なら賢く軍隊を持つべきだろうと私は思っている)、徴兵制を持っている。そしてかの国で作られる映画やテレビドラマでは筋肉を鍛えている男性俳優達がスクリーン狭しと暴れまわっている。その姿を見たときに私は日本人の異常なダイエットの追及には筋肉の存在がなく、病的にただやせることがダイエットだと勘違いしている日本人独特のゆがんだ肉体観があると感じるのだ。  肉体は筋肉と骨が内臓を守り、皮膚が外界から細菌やウイルスの進入を防いでくれている。その内臓を守り活動性を高める働きを持つ筋肉を嫌ってはならない。筋肉が人間の活動の原点であり、筋肉なくしては活動もできないし体を守ることもできない。  であるから私はダイエットの基本は筋肉の強化だと考えているし、理想の体には筋肉の強化が絶対条件だと思うのである。つまり西洋型の理想肉体を作り上げることが今の日本人にかけている考えかたであり、日本人の間違ったダイエットの根源であると考えている。 このような考え方の違いは仕方がないだろう。それは歴史の違いである。アメリカを始めとしてヨーロッパ人たち西洋人(白人)はその起源をギリシア時代のローマ人においているからである。 彼らの神話に出てくる神々、彼らの絵画に残された哲学者たちの体を見たらそれがよくわかる。 ギリシア神話はご存知のとおり紀元前15世紀の神話である。それを紀元前8世紀ごろから体系的に記述して歴史に残したのがヘーシオドスの『神統記』である。当時ホメーロスの叙事詩に記載されていた神々や、古代の逸話などを、ヘーシオドスは系統的に記述したのである。 その後古代におけるもっとも体系的なギリシア神話の記述ができたのは紀元1世紀ごろと考えられているアポロドーシスによる『ビブリオケーケー』だといわれている。 下にあるのはウイキペデイアから引用した画像だが、ギリシア神話の神々はかなりの筋肉質であったらしい。この筋肉のつき方を見る限り彼らの生活はまるでスポーツ選手のそれと同等であったと考えられる。ヘラクレスなどはベンチプレスで100kg程度は上げていないとあれほどの大胸筋や腹筋はつかないと思われる。 息子を抱くヘラクレス像(ウイキペデイアより) ローマ・カピトリーノ美術館にあるヘーラクレースの子供時代(ウイキペデイアより) また、思い白いことに神話ではなく紀元前400年台のソクラテスやプラトンを描いた絵画や彫刻に見るようにかの時代の知識人は見事な体をしている。彼らが労働をせず女性と奴隷たちに労働を任せ自分たちは政治と哲学談義に興じ、筋肉を鍛えていたらしい。絵を見る限りにおいても確かに素晴らしい均整の取れた筋肉質の体をしている。神話の神々こそ人々の理想の体だろうが、歴史上の人物に関しても同様に理想化された姿を描いたのだろうか?それとも本当に彼らのライフスタイルにトレーニングが取り入れられていてあれだけの体を作り上げたのだろうか?哲学者が筋トレをするなんてまさに文武両道であり、そこに私も学生時代に随分と影響を受けた。 [...]

ダイエット外来の運動について

ダイエットの運動は何をすればいいですか?と患者さんからよく聞かれる。太っている人には簡単なウオーキングからはじめるように話するし、アスリート系のダイエットを希望している人には筋トレや有酸素運動を指導している。 体重が多すぎて膝や腰に異常を訴える人には激しい有酸素運動などは指示できないのだ。また、同様に無酸素運動ができるかというと普通は膝や腰に障害がある人は無酸素運動も無理でしょうと考えられているが、実際にはクリニックでは関節リウマチで関節に変形を生じている人にも筋トレを指導している。   その場合は等長性の運動は難しいので等尺性の運動を指導している。等尺性の運動とは関節を動かさないで筋力を発揮する運動である。古い運動器具で有名なものに、ブルワーカーというものがある。 このトレーニング器具は筋肉を最大に収縮させた状態で約10秒間姿勢を維持し、トレーニングを行うものである。最大筋力の60%以上を発揮するには器具の使い方にコツが必要だが、よい器具だと思う。しかし、工夫次第ではこの器具がなくてもトレーニングは可能である。たとえば両手を胸の前で合わせて力を入れるトレーニングである。大胸筋が収縮することがわかるだろう。同様に大腿四頭筋のトレーニングはスクワットの姿勢で負荷をかけることで可能だ。また腹筋背筋も自分の体重で負荷をかければ十分できる。 このようにして無酸素運動をすることで筋肉が発達し、カロリーを消費しやすい体を作ってゆくのだ。    ダイエットの際に重要視することは、いかに基礎代謝をあげてかつ、運動代謝をあげるかということである。そのためには実は適度な無酸素運動と有酸素運動の組み合わせがもっとも効果的である。  筋トレを行うと乳酸が発生する。乳酸が発生するためには最大筋力の60~80%の筋力を使ったトレーニングが必要だといわれている。その乳酸が発生すると成長ホルモンが分泌しそのために筋肉量が増えるのだ。そして、有酸素運動を十分行っている筋肉は酸素消費量が多く、すなわち消費カロリーが増えるというわけである。  では有酸素運動をするにあたって、脂肪燃焼がもっとも多い体になるには何がもっとも大切だろうか?  まずトレーニング強度が重要である。トレーニング強度は強すぎると無酸素運動域に入ってしまい、乳酸が溜まって筋肉が動かなくなってしまう。そこで少しトレーニング強度を落としていくと乳酸は徐々に分解されてATPに変わり脂肪がエネルギーをドンドン生み出して長距離走をするためのエネルギーに換わってゆく。      この無酸素と有酸素運動の切り替わりのポイントをAT(aerobic threshold) という。これは脂肪酸を使うTCAサイクル系の運動がグリコーゲンを使う原始的解糖系の運動に変化するポイントであり、このポイント前後での運動がもっとも運動強度が高くなり心拍数が上がるといわれている。勿論かつ消費カロリーも最大となる。そして運動強度がATを超えると急速に乳酸が蓄積するようになる。 このAT付近の運動をするためにはエアロバイクのトレーニングがもっとも有効である。時間がない人は実際に走ることで試すしかないだろうが、そのATを向上して行けば消費カロリーが増え、かつ運動強度が上がる、つまり有酸素運動で能力が向上するのだ。マラソンが速くなったり、自転車競技での成績が向上する。  AT付近での競い合いはマラソンよりも駅伝のようなスプリント系の中距離走が相当するかもしれない。自転車競技で言えば40kmくらいのスプリント競技、もしくはTT(time trial)などであろう。  ATを向上するには、最大心拍数になるだけ近い強度でのランニングや自転車トレーニングをするのがもっとも効果的だろう。最大心拍数まで追い込んで走ると、おそらく数分で乳酸が溜まってきて足が動かなくなる。その直前の領域で数分走るのである。その後休むのではなく、そのまま速度を落として走るのである。そのうちに乳酸がTCAサイクル系の代謝を受けて多くのATPを再び産生し、また走れるようになる。これを繰り返すうちに最大心拍数は大きく向上するだろう。 そのためには、栄養摂取も大切になってくる。ダイエット目的の場合だと、ボデイビル系の食事、つまり、高タンパク質、低炭水化物食が大切だが有酸素系のスポーツ能力を鍛える過程では筋肉内と肝臓内部にいかに多くのグリコーゲンを蓄えられるかでその成績も違ってくる。よく、トライアスロンやマラソンの選手が行う、カーボローデイングがいいだろう。これは実はあらゆる競技においてもスタミナを保つために取り入れられている食事方法である。 グリコーゲンをいかに上手く使うかも大切な要素となる。たとえば歩くような運動強度の低い運動ではエネルギーはグリコーゲンの分解はわずかであり、脂肪酸が多く使われる。軽いジョギングなどのように全力の50%程度の運動では運動エネルギーの50%程度が脂肪酸から使われる。トレーニングでTCAサイクル系の代謝を高度に発達させた場合、トレーニング強度が高くなってもそのエネルギー源に脂肪酸を利用することが可能となるのだ。一流のマラソン選手などは最大強度の70%の運動強度でも、エネルギーの70%を脂肪酸から供給できるという研究もある。 無酸素運動に近い運動をしていても原始的解糖系のエネルギー源であるグリコーゲンを使う比率が高くならないのである。つまり有酸素運動の訓練を積んでいるとだんだん脂肪酸を消費する能力が高まり、グリコーゲンをけちけちとゆっくり使うようになるのだ。これが長距離を疲労せずに走りきる能力といえるだろう。 ダイエットの効果を出すためにもこのようなATのレベルが高い体つくりは大切である。そのためには毎日有酸素トレーニングを強度を上げてする以外に方法はないのだろうか?実は筋トレのような瞬発系のトレーニングでも同じようにATが向上することがわかっている。不思議なことであるが、その理論はまだ解明されていない。 そして、わがダイエット外来での運動の指導は筋トレと有酸素運動でありどちらかというと筋トレを重視している。それは体のシェイプが筋トレのほうが綺麗になるからであり僕の好みのスポーツが筋トレだからでもある。(笑)

中年男性のダイエットについて

ダイエット外来を開設して早くも9年がたった。この間毎月述べ100人程度は見ているから相当の数の患者さんにダイエットを指導してきた。 私自身ダイエットを苦労して行ってきたからはじめたダイエット外来だったが、最近はちっともダイエットをしていない自分がいる。 去年の春にダイエットして4kgやせた程度である。それも最近また太ってきて現在の状況はかなり悪くなっている。ちなみに開業当初の私のデータをつい最近のデータを並べてみよう。    体重 体脂肪率 体脂肪量 除脂肪量 水分量 01.10.01 73.5kg 13.8% 10.1kg 63.4kg 46.4kg 10.10.29 77.4kg 16.2% 12.5kg 64.9kg 47.5kg この9年間でいろいろと変わったなあと実感している。 勿論年齢も37歳から46歳へと年もとった。男性更年期といわれる年になった。 運動量も激減している。かつてはボデイビルのコンテストに出場するくらいに激しい運動量を誇っていたのが、今はゴルフである。 これでは筋肉量が減るのも仕方がない。 しかし、このデータだけを見たら 「たいしたことないじゃないか、先生。太ってなんかないでしょう。」 と言われるのである。見た目も昔から筋肉があるようには見られたことがない。勿論ジムなどでタンクトップ姿になればそれなりに凄いねといわれることはある。 しかし、見た目は細めに見えるらしい。  実は現在ウエストのサイズが85cmを超えようとしている。2001年当時は82cmだった。その頃のズボンは今当然入らない。気に入っていた革のパンツがあったのだが、妻からたんすの肥やしにするのか、といわれて泣く泣く捨ててしまった。 というか持っていてもはけないのだ。こんな悔しいことはない。気にいっている服が着れないのだ。逆にスーツの上着はだぼだぼになっている。最大体重だったのは2003.年3月20日である。このときはトレーニングがもっとも充実していた。   体重 体脂肪率 体脂肪量 除脂肪量 水分量 03.03.20 81.3kg 18.2% 14.8kg 66.5kg 48.7kg  データ的にも筋肉量が66.5kgもあったのだ。現在が64.9kgだから正味で1.6kgも違っている。この除脂肪体重を増やすことは本当に難しい。体重を落としたりすることはその逆に筋肉量の減少が体重として大きく反映されるから簡単なのだ。筋肉は当然脂肪よりも思いのである。比重で言うと2倍もないだろうが、1.5倍程度はあるのではないか。  ともかくこの頃は毎日仕事が終わったら、筋トレだった。メインのトレーニングはバーベル100kgでベンチプレス3セット、デッドリフト3セット、スクワット3セットである。その後はエアロバイクを1時間程度は漕いでいた。体も今と違って胸囲は110cmを超えていてスーツは誂えないと入らなかった。調子に乗ってゼニアのスーツを作ってみたが今ではだぼだぼである。パンツのウエストだけがきつくなっているのだ。困ったものだ。  こういう風におなか周りの脂肪が内臓脂肪といわず、皮下脂肪といわず大量に蓄積し始めたのだ。なぜだろうか?単に運動不足だろうか?単に食事が増えたのか?  私の運動量はしかし大して変わってない。体重は徐々に増えている。筋力は明らかに低下していて、ゴルフのために筋トレを休んでいたのを最近再開したが、今は100kgのベンチプレスはできない。先日80kgを何とか上げた程度である。これは私が26歳の頃の筋力と同じだ。そしてこれは数値ではないが、私の腹囲は明らかに大きくなっている。  そこで私は考えた。これは単なる運動不足ではない。暴飲暴食でもない。食事には結構気をつけている。夜の食事などはほぼ毎日サラダだけだ。週末の2日間だけ普通の人のように食べているが、それ以外は食べてない。  ・・・・・・・きっと、これはホルモンの低下ではないか。そう考え、早速アメリカの検査会社に連絡し検査キットを送ってもらって検査してみた。 すると、かなり深刻な事実が明らかになった。きっと同じような状況の日本人は多いのだろう。しかし、日本の医学はこのアンチエイジングやダイエットに関してはまったく遅れてしまっていてきちんとした評価をする医師もいなければ検査機関もない。これではメタボが増えてみんな病気になるだけだ。  明らかなホルモン低下の場合は、いくら運動をしても無意味である。むしろ若い頃よりも運動量を増加させる必要があるので怪我の原因になったり、疲弊して関節の変性疾患を引き起こすだろう。 この肥満の原因は実は男性ホルモンの低下にあったのだ。 つまりテストステロン低下状態でなのである。

ダイエット講習会

先日の日曜日久しぶりにダイエット講習会を行った。 といってもクリニック主催ではなく、「男女共同参画センター」というところの主催に呼ばれていったのである。 20人ほどのこじんまりした会場であったが、久しぶりだったので色々と論文などを下調べしていった。 ダイエットの世界では現在も過去もそうであるが、いい加減な話を平気でしている人が沢山いる。 有名人でも関係ない。以前整形外科の学会でゲストに来ていたある、ウオーキング方法で有名になった人は我々医師を目の前にして、歩き方で病気が治るなんて事を平気で話していた???!!! 前立せん肥大はこうして腰をひねると治ります」 高血圧はこうして足を刺激しながら歩くと治ります」 といった具合である。 この手の話はいろんな分野であるのだが、癌治療においてもこの手の話は非常におおい。体を温めたら癌が消えたとか、キノコのサプリを飲んだら癌が消えたとか、温泉に入ったら消えた、などいろんなバリエーションがある。 話を聞いていると面白いので毎回患者さんの話を聞くだけにしているが、たいていの人は誰かにそそのかされている。それはお風呂屋さんであったり自然食品の店だったりする。 私自身はエビデンスに固執して治療という本質を見失う事は嫌だ。しかし、エビデンスが全くないたわごとを患者さんに施すことは絶対に出来ない。それは医師として当然のことである。 ダイエットの理論もかなり進化してきている。私が以前書いた「ニセモノダイエットVSホンモノダイエット」にも書いたが、筋トレと低炭水化物の食事が科学的に証明されてきていると感じている。 いずれ、ダイエットの理論も公開したいと思っている。