医療問題

イクメンほど要注意! 発症リスクは10人に1人、パパの「産後うつ」の原因・症状・予防法

イクメンほど要注意! 発症リスクは10人に1人、パパの「産後うつ」の原因・症状・予防法6/5(火) 6:10配信 ************************************最初に断っておくが僕は昭和38年生まれである。だからと言って僕の意見が正当化されることもないけれども、今流行の「イクメン」には僕自身はとてもなれないし、なりたいとも思わない。男が育児にかかわるというのは女性からしたら人類誕生の4万年前からの悲願かも知れないが、男にとっては4万年間の遺伝子に組み込まれていない異常行動をさせられる非常事態に過ぎない。 4万年前からつい2000年前まで、男の仕事はアドレナリン全開の狩猟だった。マンモスを狩猟したり、クマ、イノシシを仕留めたり、農耕が始まってからはは肥沃な大地を耕して農耕を営んだりしていた。いわゆる狩猟採集だ。その後は文明の発達とともに様々な職業が出来、主に男性が仕事をしてきた。女性は家にいて育児をしていた。それが戦後までの普通の家庭の姿だった。 戦後になり女性の社会進出があり、能力のある女性は能力のない男性をしのぐ力をつけ社会で活躍できるようになった。すると子... 詳細を見る

医療問題

効かないのに…診療所の6割、風邪に抗菌薬 学会調査

 効かないのに…診療所の6割、風邪に抗菌薬 学会調査6/2(土) 12:12配信朝日新聞デジタル この記事は開業医の多くは目に留まると思う。つまり実際に6割の診療所が抗生物質を不用意に処方しているのだ。僕のところは、血球自動計算器、CRP炎症反応検査機器を導入しているのでその場で抗生物質が必要かどうかの判断ができる。だから無駄な抗生物質の投与は一切ないと思っている。 しかし、多くの診療所で検査機器を導入していない場合にはその判断が出来ず患者さんからの抗生物質を希望されてしぶしぶ処方している医師もいるのではないかと思う。検査機器があるから実際の症状と検査データが全くばらばらに違っているのは毎回感じている。熱があってひどい症状にもかかわらず抗生物質が不必要な患者さんもいれば、症状はひどくもないのに検査ではすぐに抗生物質を使わなければならないケーズもある。 これらは検査ができなかった昔だったら、一律に抗生物質を処方して、予防投与であるとか過剰投与と言われても、重症化を防ぐ意味でよかったのかも知れない。しかし、今となっては検査せずに抗生物質を投与するデメリットが大きいと言える。 抗生物質が効か... 詳細を見る

抗加齢

毛髪再生技術、安全性確認へ=男性型脱毛症、治療目指す―理研など

毛髪再生技術、安全性確認へ=男性型脱毛症、治療目指す―理研など6/4(月) 19:03配信 AGA治療を行っていると、こういった新しい治療法が早く実用化してほしいと思う。今までは自分の髪の毛を後頭部、側頭部からつまむように大量に取り出し、それをAGAで脱毛しやすい頭頂部に植毛するのが治療だった。と言ってもこの治療も当然保険は効かないし、一度に3000本とか5000本とかを植えるために1本あたり300円とか500円とかかかるから、総額で100万円から300万円近くかかっている。その金額の多くは正確に髪の毛を摘出する手技料、正確に植毛する手技料だ。そのうちの摘出が必要なくなり、数本摘出するだけで培養できるなら金額は半分程度になる可能性があると言う事だろう。ただ、実際には新しい技術で自費診療なので値段は変わらない気がする。ベンチャーの会社が値段を決めるのでそれは仕方ないだろう。******************************毛髪を生み出す根元の器官「毛包」を体外で増やして移植する技術を開発した理化学研究所の辻孝チームリーダーらは4日、安全性を確認する動物実験を7月から行うと発表し... 詳細を見る

統合 医療

患者の自殺は、残された人たちの心を壊す

患者の自殺は、残された人たちの心を壊す6/3(日) 13:02配信 患者さんの死は我々医療者にも大きな影響をします。心の中に傷として、あるいはあたたかな思い出として、あるいは若干の苦しさを伴って残ることが多々あります。人間の死は医療に限らず誰しもが人生最後の日には経験します。そして、医療者であれば人の生き死ににかかわって生活します。科学では割り切れない、科学や医学では心の問題は解決できないと日々感じています。******************* (この話に登場する人物にモデルはいますが、仮名を使うなどご本人とわからないように詳細は変えて書いています) 「きゃー」 ある日の午後、いつも静寂で包まれているホスピスの病室から、二人の叫び声が聞こえました。廊下には明るい日差しが差し込み、いつも通り明るくそして変わらない風景でした。丁度私も病棟にいたので、直ぐに声の聞こえた病室に駆けつけました。 一目で何が起きているかを理解しました。そして、「ああ、自分もついにこの体験をする日が来たのだ」と悟りました。 その部屋に2週間前から入院していたケンさんは、興奮した口調で、「自分で病気を治すために、自... 詳細を見る

免疫療法

末期乳がん、免疫療法で完治 世界初の試験結果発表

末期乳がん、免疫療法で完治 世界初の試験結果発表6/5(火) 6:37配信 当院でも行っている免疫療法が乳癌末期に効果があったとの報道があった。がんは複雑系であるとはいつも僕の言う事だが、こうして免疫療法に効果があったとの歩道は嬉しい限りだ。患者さんが救われることはいいことだが、複雑系の恐ろしいところはここから先のことである。今までもT細胞の教育によって癌細胞に対して攻撃力を増していても、サプレッサーT細胞の発現によってT細胞は力を無くしていた。それと同様のことが起こる可能性がある。またがん細胞が免疫細胞から目を隠すことも十分あるのでその対策を共に打ち出して初めて効果が出てくると思われる。********************************【AFP=時事】進行性の乳がんを患い、化学療法が効かずにがん細胞が他の臓器に広がっていた女性患者に対し、免疫系に働きかける実験的治療を施したところ、がんが完治したとの研究結果を、米国の研究チームが4日発表した。 【写真】小さなしこりも触知、目の不自由な女性が行う乳がん検診 女性は2年間にわたりがんのない状態を維持しており、研究チームはこの... 詳細を見る