大豆の摂取が前立腺がんリスクを低下:メタ解析

大豆の摂取が前立腺がんリスクを低下:メタ解析 大豆製品を摂取すると前立腺がんのリスクが減るらしい。それもイソフラボンの働きではなさそうでゲニステインやダイゼインの働きだろうと言う事が示唆されている。一方で前立腺のマーカーであるPSAはイソフラボンアグリコンの摂取で下がることがある。PSAは高値であっても前立腺がんとは限らず、偽陽性を示すことが多い。8割くらいは前立腺炎や前立腺肥大でも上昇するのだ。その場合はイソフラボンアグリコンの摂取が推奨されると思っている。***********************************http://www.dhcblog.com/kamohara/category_12/今月の栄養学の専門ジャーナルに、大豆の摂取と前立腺がんリスクとの関連を検証したメタ解析が、米国のグループ(University of Illinois at Urbana-Champaign)から報告されていました。 (Nutrients. 2018 Jan 4;10(1)) 前立腺がんは、高齢男性において問題になるがんであり、 世界的には、男性の罹患するがんの15%を占めて... 詳細を見る

大豆イソフラボンによる乳がんリスク低減効果:メタ解析

大豆イソフラボンによる乳がんリスク低減効果:メタ解析 イソフラボンによるがんのリスク低下は大腸がん、乳癌、前立腺がんで認められている。普段の生活でサプリメントとしても食品としてもとりやすいものと言えるだろう。**************************************http://www.dhcblog.com/kamohara/category_12/臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、大豆イソフラボンの摂取による乳がんリスク低下作用を示したメタ解析が報告されていました。(Clin Nutr. 2017 Dec 15.) 大豆など植物性食品の一部には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカルの1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。 また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用が注目されています。  大豆など植物性食品の一部には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカルの1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気の他、さまざまな生活習慣病に対する予防... 詳細を見る

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アルコールとがんの関係DNAを損傷

アルコールとがんの関係が明らかに DNAを損傷、2度と戻らない状態に1/9(火) 18:34配信 アルコールが好きな人には嫌ーな気持ちになる論文だ。口腔がん、咽頭がん、食道がん、乳がん、肝臓がん、大腸がんになるリスクが飲酒によって上がるというのだ。ALDHの有無によって遺伝子の損傷が4倍になるのだからがんになる確率もマックス4倍上がると考えればいいだろう。これはアルコール分解酵素の有無によるデータであるからALDHが存在している人には逆に安心材料になるだろう。アジア人でALDHが欠損している人が5億4000万人いるというからアジア全体でいえば25億人以上いる中の20%程度である。ALDHの欠損と言えば簡単に言えば、飲酒してアルコールを分解できない人のことである。つまり、アルコールが飲めない人についてのデータである。こう考えると少しは飲んでもいいだろうと思うのだが、その基準がイギリスのビールを一週間で3.3リットル程度以下というものだろう。これは当然ALDHを無視しているから、平均で言ってのことである。しかし、アルコールが遺伝子を傷つけることは間違いなく、できれば飲まないほうがより傷はつ... 詳細を見る