男性型脱毛症は男性ホルモンに関連していて、男性ホルモンのある種の過剰が症状を引き起こすことがわかっている。同様に、前立腺肥大も前立腺がんも男性ホルモンの過剰な作用で悪化することが分かっている。

のこぎりやしにはそう言った男性ホルモンを働きにくくする作用があるようである。そしてそれは薬ではない分、弱いけれども副作用も弱いと考えられる。

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免疫病理・薬理学の専門ジャーナルに、男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシおよびフィナステリド(商品名プロペシア)の効果を調べた臨床研究が、イタリアのグループ(University of Rome)から報告されていました。(Int J Immunopathol Pharmacol. 2012 Oct-Dec;25(4):1167-73.)

男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia;AGA、アンドロゲン性脱毛症)は、男性に特徴的な禿頭の1種です。AGA治療薬として、フィナステリド(商品名プロペシア)がよく知られています。
一方、理論的には、ハーブサプリメントのノコギリヤシによる効果も想定されています。

そこで、今回の研究では、AGA(男性型脱毛症)に対するノコギリヤシの効果について、フィナステリド(プロペシア)との比較が行われています。
具体的には、中程度のAGAと診断された患者100名を対象に、・ノコギリヤシ(320mg/日)投与群(n=50)
あるいは・フィナステリド(プロペシア)(1mg/日)投与群(n=50の2群について、2年間の投与試験が行われました。

有効性について、スコアインデックスが24か月の前後で写真判定されています。解析の結果、発毛/育毛が認められた患者の割合は、ノコギリヤシ群で38%、フィナステリド群で68%でした。
有効性について、ノコギリヤシよりもフィナステリドのほうが優れた結果となっています。
(50名中33名、66%が有効。)

また、臨床所見として、フィナステリドは頭頂部と前頭部に、ノコギリヤシは頭頂部にそれぞれ有効であることが見出されました。

以上のデータから、AGA(男性型脱毛症)に対して、ノコギリヤシは一定の有効性を示すこと、フィナステリドはより有効であること、が示唆されます。

DHCでは関連製品として、ノコギリヤシマカトンカットアリ複合サプリメントなどがあります。
ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。

ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験
・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用
・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン
・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用
・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用
・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用

・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果
・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果
・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症
・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない
・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし

・男性型脱毛症とノコギリヤシ
・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー
・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ